藤沢のSさんからの二つの質問

今日は、夏の近現代の勉強についてと、
過去問はどこまで解くべきか、という質問にお答えします。
とくに、後者は時間との戦いになりますから、悩みどころですね。

<Sさん>
結局「でる日」を買うことにしました。気合を入れるためにバイトで貯めた貯金を使い果たして買うことにしました。(笑)
政治史とあわせて進行して行こうと思います。
あと、夏期講習、総合日本史演習発展の先生の授業の抽選に当たって無事受講できます!
夏は40面ノートの復習を中心に経費の都合などにより近現代は受講できなかったので近現代は「読むだけ日本史」と「受験生が欲しかった…」で2学期以降の授業に備えたいと思います。あと夏までにでる日は一周しとこうかなと思ってます。こんな感じで夏は平気でしょうか?

<石黒>
> 気合を入れるためにバイトで貯めた貯金を使い果たして
うわあ。それは恐縮です。
それは相当気合い入るね。思いっきりモトを取ってください。
学問・思想史とか、美術史とか、
通史でまだ学習していない時代のところは、
後回しにした方がいいかもしれません。

近現代は『読むだけ日本史』でできるだけ習得しておいてください。
たぶん問題集を解くのは大変だと思いますが、
受講しない分、
問題を解いてその細かさを知っておいた方がいいかもしれませんね。

<Sさん>
僕は第一志望が法政大学社会学部、第二志望が立教大学社会学部です。赤本は社会学部だけやればいいかな、と思ってたら今日の授業で先生に「他の学部もやってよ!」と言われたときちょっと焦りました。「自分はまだまだステージ低かった!」と、
ここで質問はどのくらいの学部を解けば良いでしょうか?
過去の偉人では同じ大学でも3~4つの学部を解いている人も見受けました。
やはりそれくらいはやるべきでしょうか?

<石黒>
赤本を解く量はなんとも言いがたいです。
たくさん解くに越したことはないのですが、
ノート復習がおろそかになったら逆効果です。
過去に、赤本を解くことに熱中して撃沈した人がいます。
たくさん解いたことで変な自信を持ってしまったわけですね。
ただし、学習の深さが浅い人には、過去問の難しさに度肝を抜かれて、
目を覚ましてもらわないといけないわけですよ。
それぞれの大学の傾向もある程度知っておいた方がいいし。

というわけで、この6月は、
「とにかく過去問を解いてみよう」月間です。
解いてみて初めて、勉強すべき度合いがわかると思います。
そこから自分はどれくらい過去問を解くべきか考えましょう。
まず、始めてみることが大切です。
「これくらい覚えておけば大丈夫だろう」
なんてタカをくくっていて、5割も正解できなかった!
そういうピンぼけな人って結構いるんですよ。
「ジブン基準」にしがみついている人! 大丈夫ですか?

まあね、最悪の場合もあるんですけどね。
正解率が低かったにもかかわらず、まだ変わらないって人です。

今までに、そういう人もたくさんいたんです……。