入試が残念な結果に終わった方へ

大喜びメールを紹介したいのもやまやまなのですが、残念だった方にもひとこと書きたいです。なにしろ、不合格だった人は、今が一番悔しくて、やる気満々になっている方が多いようなのです。いや、この時期に『でる日講義』が売れてて驚いてるんです。あれはくり返し使えることが、非常に効果を生むようなので、たしかに今から使うのはおもしろいことです。しかも、高卒生は4月下旬まで日本史の授業がありませんし。

さて、本題です。まず、今回の敗因を細かく分析するべきです。英語・国語はもちろんですが、日本史に関しても9割正解するために必要だったことは何なのかを、もう一度考え直してください。再チャレンジする人は、二度と失敗は許されないでしょう。もう「7割で受かる」とか、「8割届けば十分」なんて、甘い考えはやめましょう。目標はあくまでも9割とするべきです。

だからといって、やみくもに用語集暗記に励むのは間違いです。あんなもの全部覚えられるわけありませんし、そもそも、出題されない用語がたくさんあります。そして、単純に教科書や参考書で勉強してきた人には、入試の出題率とズレた学習をしていた部分があると思います。いや、予備校に通っていた人でさえも、ズレてたりするんです。はったり先生も多いからです。それでも受かる人たちは、英語・国語がしっかりできている人でしょう。そうでなければ、それこそ「日本史用語集全暗記」をやり、めったに出題されない無駄な用語まで含めて、なんでもかんでも、たっくさん勉強している人でしょう。確かにそれができる記憶力を持つ人は、世の中にいますから。

しかし、高卒生には言いたいです。

がむしゃらに再チャレンジするのではなく、ここで一度立ち止まって、自分の勉強法を十分考え直しませんか?厳しいようですが、現役合格できなかった人の中には、要領の良さに欠けている人が多いです。ベストな勉強法を見つけるのがうまくないのです。全体が見えていなくて、つい、ハズしてしまうわけです。だから、もう一度、勉強法を考え直してみませんか?でも、これは簡単そうに見えて、実はなかなかできないことです。

これまた厳しいようですが、高卒生を見ていると、自分の学習法を変えられない人が多いのです。それはたぶん、こんなふうに思っているからです。「自分はあとほんのちょっと点数が足りなかったんだ」「あそこでケアレスミスしなければ合格したんだ」「入試までにあと1カ月あれば間に合ったんだ」こういうセリフの裏にあるのは、自分をなぐさめたり、自分を納得させる心です。それを全否定はしませんが、「甘え」とも言えませんか?なぜなら、そんなギリギリ合格をめざして、もし来年の受験当日、風邪を引いて、全力を出し切れなかったらどうするのですか?もし、近くに座ってるの受験生が貧乏ゆすりをしていて、気が散って集中できなかったらどうするのですか?今、めざすべきは、「ギリギリ合格」なんかじゃなくて、「余裕しゃくしゃく鼻歌合格」ではないでしょうか。

ちょっとだけ書こうと思ったのが、ついついまた長くなってしまいました。ヤバイ、ヤバイ、また朝が来てしまいました。

すみません。原稿執筆にもどります。