いよいよ今日から早稲田の日本史が始まりました。
解答速報をたぶん世界最速でアップすると思いますので、
国際教養学部を受験した方はごらんください。
ちなみに、受験しなかった人も、
他学部の試験に備えて解いてみることをおすすめします。
問題は明日以降、ここからダウンロードできるはずです。
それにしても相変わらず、ニヤリしてる人たちがいるようです。
まず、立教大を受験した方からのメールを紹介します。
<Yさん>
こんばんわ。ワセヨビ西船校のYです。初めてメールしてみました。今日、初めて日本史利用の受験だったんです。そして、なんとか9割だったんですが、戸籍法、清仏戦争、三浦梅園の出身地など、他もすべてノート通りで、これが皆さんのいうニヤリかぁ!と分かりました。先生すごすぎです!そして質問があります。ヤマト政権のころ、朝廷の直轄領や九州北部で( )と呼ばれる地方官が任命された。とは何ですか?何のことを差してるのか、すごく混乱してしまったんです。くだらない質問ですいません…。
もう一つは、1971年末にワシントンで開催された( )会議で円は1ドル=308円に切り上げられた、とは何会議でしょうか。スミソニアンと書いてしまったのですがそのままでよかったのでしょうか?答えていただけると嬉しいです。
<石黒>
Yさん、すごすぎです。
正直、こんなにデキる人になろうとは、思ってませんでした。
ごめんなさい。あなどっていました。
三浦梅園を覚えているあたりがやるなあって感じです。
スミソニアンも正解です。スミソニアン博物館で開かれた会議だから、
スミソニアン会議、スミソニアン協定なんです。
そして、大和政権の問題は「県主(あがたぬし)」です。
用語集に「大和の六県(むつのみあがた)など朝廷の直轄領、
または九州北部などの要地に設けられた小地域を県といい、
それを支配する地方官が県主」という難しいことが書かれてあって、
普通そこまで覚えていないと解けない問題は出ないのですが、
今回はそんな変なのが出てしまったということです。
もしかしたら
部民制とか氏姓制度を好む早稲田で使えるかもしれません。
気楽にとらえておいてください。
もう一人、中央大法学部を受験した人からのメールを紹介します。
<Nさん>
石黒先生こんばんは。
河合塾横浜にいってるNです。昨年藤沢現役館で石黒先生の授業をとってました。それで今日は質問があって連絡させてもらいましたm(__)m
私立受験しょっぱで中央の法学部をうけにいったんですが、ひとつ調べてもわからないので質問させてください!
問題文:「院政の開始されたことから平安末にかけての文化をみると……庶民文化(庶民文化下線部)」線。
設問:操り人形の芸をしながら各地をまわる人々はこの当時白拍子とよばれた(〇OR×)なんですけど教えてください!
<石黒>
正解は、×です。
白拍子(しらびょうし)というのは、男舞を舞った中世の遊女のことで、
逆に操り人形の芸をするのは、傀儡子(くぐつ)です。
もっともどちらもめったに出題されません。
どうも中央大にはこの手のものを好む先生がいるようですね。
以前には永長の大田楽なんてのが出題されてましたから。
でもそれにしたって、正解する必要はありませんよ。
もっと他のところで得点できるはずです。
早大入試を意識して、
早稲田が好みそうな質問をピックアップしてみました。