冬期講習はどれを選んだらいいですか?(1) 河合塾編

河合塾は、通年授業の時間数が非常に少なく、史料や文化史などを講義するオプションの授業もありません。しかも、講習での担当講座も、他の予備校にくらべると少ないのが現状です。最大の弱点は文化史ですが、それだけじゃありません。史料を解説する講座もなければ、難関大のためのDランク用語を追加する時間もありません。このため、貴重な機会である「総合日本史演習(発展)」はぜひ受講してください。藤沢のみなさんは、また抽選になったらごめんなさい。

また、早稲田と慶應を狙っている人は、「早慶大日本史」もぜひ受講してください。(早慶大の問題しか扱わないため、早慶を受験しない人にはあまりお勧めしません)よく、1月の後半に行われる、「早慶大日本史テスト」との違いを質問されますが、そちらは、入試出題データを駆使して作成した、「早慶大日本史あるある問題」を使って、早慶で出題されそうな部分・用語を一問一答形式で総チェックする講座です。一部、難しい予想問題も入れてあります。楽しみにしていてください。最近の考古学や時事ネタも、この講座で紹介します。

<直前期の大学別対策講座について>
早慶大を第1志望とし、明治・中央・法政あたりを第2、第3志望としている人から、「直前期の『早慶大日本史テスト』と、『明治・中央・法政大日本史テスト』は、どっちを受講すべきでしょうか?」という相談を受けます。早慶大を記念受験ではなく本気で受験しようとするならば、当然、「早慶大日本史テスト」を受講すべきです。ただし、こういう考え方もあります。

第1志望の早稲田の過去問研究に専念したいから、第2志望の明治の過去問はできるだけやりたくない。それなら、直前期に「明治・中央・法政大日本史テスト」を受講することで、手っ取り早く各大学の「あるある問題」をGETしてしまおう!

予算に余裕があるならその手もアリでしょう。
ちなみに、河合塾で青学・立教・学習院向けの講座を担当できないのは、非常に残念です。なにしろ、この3つの大学は同じ用語を平気でくり返し出題してくれる大学だからです。とくに立教と学習院なんてあるある問題の宝庫なんですよ。←ここ、小さい声です。このため、現在、「青学・立教・学習院あるある問題」の通信販売を模索中です。(※)「そんな仕事、想定してません!」というスタッフの悲鳴が聞こえたような気もしますが、いや、がんばるべきですよね?

でも、ごめんなさい。さすがに上智大のあるある問題だけは勘弁してください。どう考えても時間が足りません。

※今年度も、『MARCH学習院あるあるチェック』の通信販売を予定しております。12月頃に、でるとこサイトでお知らせいたします。