引き続き、入試問題についての質問を紹介します。
<Yさん>
日本女子大人間科学部(ブログに紹介があったのと同じ試験です)なのですが、教えてください。たびたびすみません。
下線部3(浅沼稲次郎・社会党委員長)に関し、浅沼稲次郎は戦前、無産政党に加わっていた。無産政党は分裂と合同を繰り返していたが、1932年に社会民衆党と全国労農大衆党が中心となり、無産政党が結成された。浅沼も加わったその政党は何か。解答欄に漢字で記入しなさい。
私は、浅沼稲次郎といえば、労働農民党から分裂した(左派右派でいえば真ん中)の日本労農党だなとまず思いました。でも、それでは問題文の途中にある「分裂」の最中かなと考え、違和感を感じ、最終的には、労働農民党から分裂した社会民衆党にいる安部磯雄がトップとなった社会大衆党にしました。(問題文にある全国労農大衆党もそれっぽい感じがしたので。)あまりにもあいまいな推測ですよね・・・。答えはなんでしょうか?また、政党の成立の年号を覚えるべきなのでしょうか?教えてください。
今年の日本女子大の人間科学部の問題は、過去問と比べると少しだけ難しい問題がでたように感じました。
皇紀二千六百年記念式典は何年か?(記述)←オリンピック計画の中止と絡めて出ました。ノートにあったのに書けませんでした・・。
大和猿楽四座にあてはまらないものを選べ。(ゴロで乗り切りました。ありがとうございます。)等がありました。
<石黒>
正解は社会大衆党です。ただし、解法はもっと合理的にするべきです。なぜなら浅沼稲次郎は1960年に刺殺されるのですから、名前から政党名を即答するわけにはいかないからです。まず「1932年」を見た瞬間に、犬養内閣か斎藤実内閣のどちらかの時のことだと考え、それならノート上にある無産政党は、日本国家社会党と社会大衆党しかないと考えるわけです。
ちなみに、日本女子大は人間科学部はまだマシで、文学部の方はもっと難しかったようですよ。
<Yさん>
ありがとうございます。社会主義政党とひとくくりにし、無産政党というのをしっかり意識していなかったのはいけなかった!と強く感じました。今回は助かりましたが、よく見直します。また質問させてください。よろしくお願い致します。
そうなのですか。元々、日本女子大は文学部の方が人間社会学部より難しいのもありますしね・・。ましな方だったのかもしれません。ありがとうございました、
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