新天地での40面ノート勉強法(3)

昨日の結城君からのアドバイスの続きです。

(3)過去問
これが一番大事だと思います。大学入試はあくまでも入試問題で点数が取れなければ、それまでの勉強はまったく意味のないものになってしまいます。私立大学の問題は多種多様ですし、どれだけ実力のある人でも入試問題の分析は必要だと思います。僕がガンガン過去問をやるようになったのは秋からです。それまではつまみ食いでやっていたのでやり残しが分かるように大学・学部・大門番号を記録していました。また、問題を解くときは東進さんのサイトから問題を両面印刷してホチキスでとめて、なるべく本番に近い形で取り組むようにしていました。直前にやるためのストックは2年分ぐらいでした。ちなみに僕は入試前日に昨年分の過去問を解いて撃沈しまくっていますが、それを本番でのモチベーションに無理やりつなげていました。常に崖っぷちに自分を追いつめていました(笑)。どんなことがあっても最後まで折れないで欲しいです。

あと普段の授業ですが、僕は最初から日本史は石黒先生以外の授業は受けないと決めていたので通年授業もテストの授業も1回も出ていませんでした。全ての教科に言える事ですが、色々なところに手を出してしまうのは一番の失敗パターンだと思います。その代わり夏季・冬季・直前講習はバッチリ受けました。早慶大を目指す方は、ノート復元に加えてこの講習でどれだけ吸収できるかがカギだと思います。受験勉強全体では、常に自分の勉強方法が最適なのかを考えて、違うと感じたら思い切って変えるようにしていました。また高卒生の中でも特に3教科受験の場合、フリーな時間が圧倒的に多くなりますのでしっかり自分を管理できるようにならないと厳しいですが、逆にそれができれば大きく合格に近づくと思います。高卒生はあまり伸びないなんてよく言われますが、やり方を間違えずに地道にやれば必ず驚くほど伸びますからがんばってください!

彼の合格報告によると、現役時代は偏差値40台からのスタートだったそうです。結果は日大から早稲田まですべて不合格。浪人しても模試の判定は、終始早稲田はE判定。それでもあくまで入試問題で点数を取ることにこだわり続け、最後の最後まであきらめなかった、とのことです。

結城君のように厳しい状況におかれても、最後まであきらめずに力をふりしぼることができるか、今年浪人生活を送ろうという受験生は、自分自身に問うてみてはいかがでしょうか。

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