模試の成績が良くても早慶クラスには受からない?

今日はちょっと長めなメールを紹介します。

<Mさん>
また色々質問させていただきます。
36番ページの冀東地区防共自治政府の設立は、35年なら岡田啓介内閣でしょうか?広田内閣なら36年と仰っていたので…
先日の河合の早慶大オープン(の12、13番)の質問なのですが、『支配に生かすべく推古天皇の即位直後に仏教保護の方針をうちだした命令をなんというか』という問題で、自分は「仏法興隆の詔」と書いたのですが、解答は「仏教興隆の詔」でした。両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
赤本研究についての話は耳が痛かったです…このまま入試に行かなくてよかったと思います。それに関してですが、早稲田の文学部を目指すには他にどの学部をやればいいでしょうか?当然すべてやるのがベストとは分かっていますが、時間は限られているので、その中で出来るだけ効率よくやりたいので…。本当に甘ったれな質問で申し訳ありません。
近代以降は特にノートは一字一句逃せませんね。来週の通常授業分まで速攻で覚えて第一志望以外の赤本研究も頑張ります。冬期も直前も石黒先生の授業をとれたのでよろしくお願いします。
追記…先日の冗長な説明の講師とは××先生(編注:伏せ字にしました)でしょうか?先生に出会う前に見ましたが確かにイマイチでした(笑)そしてその日の文化史の参考書は自分も使っている物でした…。今更文句は言ってる暇は無いので聞くだけ日本史と文化プリントを詰め込んでいこうと思います。
乱文失礼致しました。

<石黒>
冀東地区防共自治政府ができた時の内閣までは出ないと思いますが、
年代から考えて岡田啓介内閣しかありえませんね。
「仏法興隆の詔」と「仏教興隆の詔」は同じです。
用語集に従うと前者になります。
早稲田文学部対策ですが、
でるとこ模試の分析シートで紹介した学部の正誤問題以外も、
やってみるといいでしょう。
M君は全統記述の結果とでるとこ模試の結果に
だいぶ開きがあったので、
ハイレベル問題対策ができていないのではないかと心配しています。
足下をすくわれるパターンですので、十分注意してください。
それから冗長な説明の先生はまた別の先生です。
さすがに名前は伏せます。
それから文化史の参考書は(中略)出題率を重視されていないので、
入試に直結したものにはなっていないと思います。
これまた十分注意してください。

その後、彼の弁によれば、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夏休みの成果が出た記述模試ごときで調子にのって、
あぐらをかいてしまった最低最悪言語道断なタイプです。
今は取り返してやろうと一日三面復元にチャレンジしています。
文化プリントはかなり手強いですが、頑張ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とのことでした。
文化史プリントは、通常授業の中ではほとんど説明していないため、
何がなんだかわからない部分も多いかと思います。
本来であれば、オプションの講座や夏期・冬期講習で、
しっかり時間を取りたいところですが、
それがままならない校舎もあるのが現実です。
そのため、そこの受講生のみなさんには、
文化史プリントをほぼ丸暗記してもらうしかありませんでした。
何度も何度も文句を言われたものです。
でも、今は『でる日講義−とことん文化史−』があります。
金銭的に余裕のある方は、これで合格への近道を突っ走ってください。