火曜日、早稲田予備校東京校で、「もう1年浪人するんだから、上の大学に受かるとはかぎらない」「時間があるから、成績が上がるとはかぎらない」というような話をしました。それが伝わった人には、しつこくなってしまうでしょうが、あの後、なんて説明すればわかりやすいんだろうか……、と、反芻してみたのです。
二度目、三度目の受験の場合、確かに、総勉強量は多くなるかもしれませんが、一方で、こぼれていってしまうモノもあると思いませんか?いくらたくさん覚えても、忘れていく単語もたくさんあるはずです。たぶん、この時期の授業は退屈に感じる部分もあるでしょう。知ってる単語も多く出てくるでしょうから。でも、その知ってる単語を、2月まで確実に持続できますか?
日本史だけでも覚えなきゃいけない内容は膨大です。そこを見通せた時、普通にアタマに記憶させるのでは、2月まで持たないことが推測できるでしょう。覚える方法も、去年とは大きく変わるはずです。
入試のある来年の2月に、自分のアタマの中を、最高な状態に持っていかなければなりません。受験科目に必要な知識を、どういうカタチで残すかというのは、非常に重要なことです。
そういうことを「見通す力」がない人は、受験だけでなく、仕事はもちろん、人生においても、大変ヤバイと思います。せめて、自分が担当する受験日本史くらいは、全体を見通してもらおうと、40面ノートの目次を配るのはもちろん、文化史も16枚プリントがありますよ、と告知しています。そして、でるとこサイトでは、偉人の方々に「遺言」を書いていただき、さらには、「年間学習スケジュール」をスタッフが作成中です。
ご期待ください。
ここを見てくれている、卒業生の方へ
今年は、どういうわけか、僕の授業が2度目という生徒が多いです。彼らの中には、どう受講すべきかで悩んでいる生徒がめだちます。ぜひ、簡単でかまわないので、アドバイスをいただけたら、と思います。