年末における予備校講師の定番の会話にこんなのがあります。
「先生は、年明けの授業、いつから?」ってヤツです。
ワセヨビは大晦日まで9日間ぶっ続けの授業でしたから、
よけいにそういう会話になるわけです。
まあ、僕は2日から河合塾で授業があるわけですが、
今年は1日3コマだけなので非常にラクです。
南浦和での講習が12月に終わっているため、
町田校と藤沢現役館を回ればいいだけですから。
さて、町田校では初対面の受講生が多めだったので、
日本史受験で必要なモノとして、次の4つを挙げました。
(1)精密な出題情報
(2)問題を解くために必要なポイント
(3)忘れにくい記憶定着法
(4)厳格な合格ボーダーライン
(1)が大切だということはわかっているとは思いますが、
本当の出題データにもとづく教材がなかなか存在しないってことは、
あまり納得してもらえません。
教科書や用語集に載ってなくても出題される事柄はあるんですよ?
その逆にいくらテキストや参考書に書かれている用語でも、
実際には出題されてないってことも多々あります。
そんな用語を覚えても意味がないじゃありませんか?
ときどき「でも出るかもしれないしぃ」と噛みつく人がいますが、
僕が持っている‘出題されたことがある用語’は、
1万数千もあるんです。
どう考えてもそっちを覚える方が先ですよ。
さらに言えば、出題回数1回なんて用語を追っかけても、
空しいだけです。
(2)については最近も記事にしましたね。
(3)はゴロだの、まとめだの、替え歌だの、いろいろあります。
そして実は意外と把握できていないのが(4)です。
そもそも過去問をあまり解いていなかったり、
正解率が低くても自分に甘く判断しがちだからです。
そこで「早慶大日本史」では、本物の入試問題を見せながら、
それぞれの受験者の正解率と、合否結果を伝えるわけです。
そのゲンジツを知ってもまだナメている人がいたら、
もうそれは「ふぁんたじー」に浸っていて、
戻って来られなくなっている人です。
●管理人より●
『MARCH学習院あるあるチェック』など教材の発送は、
1月4日(月)から開始します。
去年はこの4日が発売日でした。
出題傾向を細かく知りたい方は、ぜひどうぞ。