今日は香川県の高卒生からの質問を紹介します。
<Iさん>
初めまして石黒先生。(中略)早稲田の文学部、文化構想を第一志望として日々勉強しています。香川県在住でして石黒先生の授業が受けられないのが、非常に残念なのですが、(それでも最近、でる文と難関大用語を頼んだのですが)、ボクが志望しているこの二学部、早稲田の中では簡単な方ですよね?また、文化構想は傾向として、テーマ史が、文学部は確実に文化史(美術史、文学史が出ていますよね?)が出てるので、そこを重点的にやるつもりではいるのですが、これからの約4ヶ月、どういうことをやっていけばよいでしょうか。また、文化構想のテーマ史型、文学部の出題傾向に対応したり、役に立つ過去問などがあれば教えていただきたいと存じます。どうかよろしくおねがいしますm(_ _)m
ps
当然ですが、明日ぐらいに届くであろう2教材はもちろんやりこませていただきますよ!(´∀`)何とか合格の報告が出来るように頑張りたいと思います!
追記になりますが、文化構想の日本史の過去問で2009年問?の6、問?の6、8、問?の6、問?の6の5問間違いでした。(ただし、問?の2はほとんど勘,7はアイウが知らない為に間違いと判断してエオの正誤のみで判断、8はイエオを切り、アウで判断しましたが・・・)2008年問?の3、8、問?の11の3問間違いでした。(ただ少し曖昧に選択肢を切ってしまったものが、?の7、?の1などがありました。)こうして見てみると近現代がほとんど出題されてないんですね・・・。やはり前近代に力を入れ、近現代は過去問(早稲田の日本史(教学社)など)や石黒先生の本当に欲しかった~に頼ればいいですか?
<石黒>
早稲田大の文化構想学部は、
たしかに明治時代後半からの出題が極端に少ないですね。
しかし新設されて間もない学部なので、
数年の過去問だけをもとに傾向を捉えようとするのは、
あまりにも危険です。
一方文学部だったら、
戦後まで含めてずっと出題されていますので、
どちらにせよ、全範囲をしっかり学習するべきです。
過去問の正解率は、なかなかすごいと思いますよ。
その正解率が受験する学部すべてで得られれば、文句ありませんね。
あとは、『でる日講義』や『難関大用語集解』を進めてください。
文学部など他学部で正解率が落ちるようなら、
その弱点分野を中心に勉強を進めていけばいいと思います。
<Iさん>
お忙しい中、わざわざご返事をいただき、本当にありがとうございます。そうですね、少し近現代は細かいところが多く、●谷の一問一答であったり、本当に欲しかった~、でも知らない所が多く、去年まで、勉強が手薄になっていたので、逃げ腰になっていたのかも知れません(^^;)近現代は、先生の問題集と難関大用語集解をやりこめば、十分足りますか?この二年分は少しできすぎだったかもしれませんwありがとうございます。弱点分析して、そこの強化を頑張ります。後、文化構想のテーマ史ってどのように勉強すればいいでしょうか?ひたすら、市販の参考書などで記憶する以外は無いですかね?他の人のお役に立てるのであれば、紹介していただいてかまいませんよ!先生は本当に丁寧に返答してくださるので、感謝しています(^^)
<石黒>
近現代は、残念ながら『難関大用語集解』では扱っていませんので、
『受験生が本当にほしかった問題集』で
難関大向けの用語を補ってください。
ただ、これだけでは万全とは言えませんので、
過去問にできるだけ多くあたってください。
それからテーマ史にこだわっているようですが、
文化構想学部の問題は、通史を普通に学習していれば解ける問題です。
時系列で勉強したことを、
テーマでも広く見渡せる応用力をつけることが肝心です。
前にも言いましたが、数年の過去問だけをもとに、
どのテーマが出題されやすい、などと言うのは大変危険です。
多くの受験生は、とかく物珍しいテーマ史に目がいくようですが、
そうして覚えるべきものを絞り込むことなく、
広く全範囲を習得し、かつ、
あちこちの時代をまたいで解答できる力をつけることが、
高得点につながるのです。
効率良く勉強しようとして、
出るところだけを覚えたいという気持ちはわかりますが、
その取捨選択ができるのは、
入試問題を長年分析している者だけで、
受験生には到底無理かと思います。
与えられたものを、地道にこなしていってください。
<Iさん>
何度もお返事いただきありがとうございます。先ほど難関大用語集解が到着し、近現代が無いことを確認しました。分かりました、本当に欲しかった~を中心に過去問や今までやってきた参考書で近現代をやっていこうと思います。そうなんですね。過去問や問題集で応用力をつけていこうと思います。 困難から逃げないで立ち向かうことが大切、ということですね。当たり前のことから指導していただき、身の引き締まる思いです・・・<(_ _)>地道にこなしていこうと思います。後、ブログをいつも拝見させてもらっているのですが、近現代のでる日が近々発売されるとのことでしたが、今から僕がやっても大丈夫でしょうか?
<石黒>
『でる日講義−経済・外交史(近現代)−』は、
予備校の冬期講習で講義する内容を収録したものですので、
11~12月に学習するので十分です。
ここで、難関大向けのDランク用語もたくさん登場します。
近いうちに、ブログやサイトでお知らせしますので、
ご検討ください。
<Iさん>
返答ありがとうございます。出るのを楽しみに待ちながら、勉強不足の部分を補っておこうと思います。ありがとうございましたm(_ _)m
5日にわたって連載してきた「縮小モード」シリーズは、
次回が最終回です。
明日は、卒業生からいただいた激励メッセージを紹介します。