最近は大学に入る方法がかなり多様化してきました。各大学は一般入試以外にさまざまな受験方法を用意しています。
これ、受験のチャンスが増えて一見良さそうなんですが、実は受験生の負担を増やしている面もありますよね。指定校推薦を取るための定期テスト勉強から始まって、公募推薦などの小論文対策もしなくちゃいけないし、自己アピールにつなげるための活動もしておかないと……と。
そしてほぼ一般入試しか対象としていない当方は、だんだん役立たずになりつつあるのかもしれませんね。先日、上智大の公募推薦と一般受験を考えている方からご質問をいただきました。紹介します。
<Nさん>
初めまして
プログを拝見した高1息子の母親でございます。春から河合塾に入塾します。
日本史は得意科目なので3年から授業をとり、2年生は独学と季節講習を受講予定です。
独学用のテキストと勉強法を教えて頂けますか?
ちなみに上智第一希望です。
受験直前にはもちろん『上智対策コンプリート・ミッション』を使用させて頂きます(笑)
<石黒>
ご質問ありがとうございます。
早くからの大学受験対策はすばらしいですね。効率よく確実に上智大レベルにもっていく方法としては、高校2年生のうちに日本史の骨組みをつかみ、3年生で完成させるという2ステップで行くのが良いかと思います。そのための教材としては『きめる! センター日本史』が最適です。やさしくみえる文章ですが、内容的にはこれだけでセンター試験で9割が取れます。そして日本史の骨組みをつかむためには、政権担当者や将軍などを順番に覚えることが最優先です(とりわけ上智大では時期の把握が欠かせません)。こうした単純暗記のための教材としては『日本史でるとこ攻略法』をお勧めします。
こうした学習を進めていくうちに好奇心が高まってきたら、上智大で頻出かつ難易度の高い「文化史」に取り組むのも良い手です。映像教材になりますが、『でる日講義-とことん文化史-』がすべてを網羅しているベストな教材です。