でるとこサイトには、
「でるとこ通販の天下統一地図」というコンテンツがあるのですが、
最近は遠方の方からもたくさん教材をご購入いただいて、
この塗り分け地図をながめるのが、僕の楽しみの一つになっています。
これを見るとついつい地図チェックをしてしまいますね。
本当はもっと頻繁に更新してほしいのですが、
忙しそうなスタッフを見るとなかなか言い出せません。
このコンテンツは何の役にも立っていないって話もありますし。
なので時々チェックしては、
「あー、更新されてないなあ……」と思っているのです。
ところが、先日チェックするとなんと12月に更新されていたんです。
「お、更新したなら教えてよ! 楽しみにしてるんだから。
全国的にかなり緑になってんじゃん!」
と、大喜びしました。
すると早稲田大在学中のスタッフが、こんなことに気づきました。
「大隈先生の肥前佐賀藩が真っ白じゃないですか!!」
これにはびっくりしました。
お隣の福岡や長崎からはご注文が来るのに、
佐賀県だけ、なぜかお求めくださった方がいないのです。
そうしたら今度は慶應卒のスタッフがこう言うんです。
「福沢先生の豊前中津藩も白いです……。」
豊前中津藩は現在の大分県にあたりますが、
なんとこちらも、ご注文がごく僅かしかないのです。
調べたことはありませんが、
両県では早慶をめざす人が少ないのではないでしょうか。
大分は教員採用で不正事件が起こったところなので、
学歴よりも縁故を尊重する空気が強いのだろうと推測できますが、
奇しくも早慶創設者の出身地がそろって白いというのは驚きました。
福澤先生と大隈先生が泣いている気がします。
一方、出身地というなら、
僕の地元の愛知県からの注文は増えてるんです。
もしプロフィールに「愛知県出身」とあるのを見て、
親近感を感じてくださったんだとしたらうれしく思います。
僕も受験の時は夏・冬の講習の時にしか予備校に行けず、
受験の最先端とはほど遠い位置にいました。
なので首都圏の予備校生とくらべて地方の受験生が、
どれほど不利な環境にあるかがよくわかるのです。
もっとも地元では一度も教壇に立ったことがないのは皮肉ですが。
ところで、この地図を見て別のリアクションをしたスタッフがいます。
「へーえ、佐渡からも注文が来てるんだ!?」
derutoko.com のボケ担当の彼女ですが、実は佐渡好きなんです。
「いや、それ、単に新潟県から注文来てるってことだから。
佐渡島をいちいち塗り分けたりしないってば」
どんだけ佐渡好きなんだよ……。
最初にそこに目が行くこと自体が笑えます。
残念ながら佐渡島からはまだ注文はありません。
でも五島列島とかならあるんですよ。
住所を見たときびっくりしました。
「五島列島の人だったら早稲田のあの問題が解きやすいだろうなあ」
などと思ったりしています。