先日、メルマガで「やたらと史料を暗記させる予備校講師がいるらしい」という話を書いたのですが、そのすぐ後にこんなメッセージをいただきました。
<Kさん>
夜分に失礼します。××(編注:校舎名が入ります)でお世話になっていますKです。
中央大学法学部(法律、政治)の配点についてメールさせていただきました。夏期講習の早慶大日本史で先生が「複数個答えを選ぶ問題は完答で1点(点数が入る)」と仰っていたので、早稲田の問題ではそのように採点しています。が、この中央の問題はどのように採点すればいいのでしょうか。複数個答えを選ぶ問題ではないですが、問の中にまた細々あるので一応先生に確認しようと思いました。
大問ごとに配点が示されていて、ちょうど10問で30点とかだと1問3点?と思ったものの、問の中の正誤が3つあっててやっと点が入るのか、それとも分けているのか…問題によっては単純に割り切れない(問の配点は3点でも正誤は2問しかない場合など) があり、採点方法が分かりません。折角配点が出ているのでうまく利用したいと思っているのですが、中央法の配点について先生はどのようにお考えでしょうか。
自分で勝手に判断して、違った!!と悔し涙流すよりプロに聞いた方が確実だと思いますのでお忙しいと思いますがメールさせていただきました。
p.s.今日のメルマガの件について私も同じようなネタを持っていますので、先生の小耳に挟んでおきます。
私の学校の友達で都内の△△(編注:予備校名が入ります)に通っている友人がいるのですが、とにかく日本史の先生がアホの極みなんです。メルマガと全く同じですが史料暗記が宿題で、翌週に全員スラスラ言えるかテストするそうです。友人はやたら自慢げにその覚えたものを私に言うんですが、でるとこ史料問題には載ってないので私は完全にスルーしてます。40面やってても「この人って○○した人だよね」とか言ってくるんですが、難関大用語集解にも近現代の問題集にも載っていないので「それは入試に出るものなの?」と聞き返すと「さぁ?」と。極めつけは英語で日本国憲法を覚えてこいとかもう訳のわからないものでした。(訳わからなすぎてあまりその話自体も覚えてもいないのですが)正直時間の無駄としか思えないし、彼女の一問一答はかわいそうなほどボロボロだし、なんかもうよくわかりません。笑 ついでに授業中態度が悪い生徒は追い出して翌週から授業受けさせないそうです。片方の手でペン3本ぐらい持って置くともう退室、みたいな。そんな授業どこで理解するのって思いますよね。石黒先生に出会えてよかったと申し訳ないですが彼女と話してるとつくづく思います。長くなってしまいました。メルマガ読んで我慢できず打ってしまいました。駄文失礼いたしました。
<石黒>
すみません。中央大のそのタイプの正誤問題の配点はわからないのです。誰にもわからないことなので、細々と考えてもしかたないと思います。中央大はどの学部でもこのタイプの正誤問題が出ているわけではないので、合格ボーダーに達しているかを気にするなら、他学部の問題を解いて測ると良いでしょう。
メルマガの話はまさにその先生ですよ。もう何年も前の話です。まさかまだそんな授業をやっているとは思いませんでした。もう「催眠術授業」ですね(笑) 大事な友達でなければ、距離をおいた方が良いかもしれませんよ。たぶんその催眠術は解けないでしょうから。もう人のことはかまってられない時期です。
授業でいっぱいいっぱいだったり、人気や知名度にあぐらをかいてしまっている先生は、入試問題を解いてデータを蓄積するなんて面倒なことはしないのでしょう。
そうでなければ、これほど合理化が進んでいるこの時代に、そんなムダなことをやらせるわけがありません。
僕は相も変わらず今年もまた100学部をゆうに越す入試問題を解き、検証しています。
要領よく最短コースで史料学習をしたい方には『どこでも史料問題』をお薦めいたします。
定番の穴埋め・意味聞き箇所を網羅 赤シートでもれなくチェックしよう!