先日合格メッセージを紹介した現役生の方から、受験生向けにアドバイスをいただきました。入試を終えたばかりの先輩の教訓は、現実味がありますね。新高3生などはすぐにはピンとこないかもしれませんが、同じ後悔をする人がいないよう願い、紹介します。
<Yさん>
私が受けた大学全てに合格することが出来たのは、何よりも石黒先生の授業のおかげです。これを読んで下さっている受験生の皆さんにお伝えしたいことは、4つあります。
(1)自分が付いていこうと思っている先生は、本当に受験において信用のおける先生なのかどうかを、早めに見極める
私の通っていた学校の日本史の先生は、確かにとても面白く日本史を教えてくださる先生でしたが、受験日本史の先生としては少しズレたところのある人だったなぁと思います。例えば、江戸時代は吉宗について4時間ほど時間をかけてたっぷり説明したり(好きな女性のタイプなんかも話してました)、戦後についてはアメリカの政府内部の分裂まで熱く語ったり…..真面目にメモを取っていましたが、それが試験本番に出たことはありませんでした。確かにその先生は膨大な量の情報を提供してくれましたが、その全てを覚えることは不可能です。それに、授業時間には限りがありますから、無駄な情報が増えれば、それだけ試験本番に出るかもしれない情報が抜けていくのは必然です。実際、私よりも頭がよくて地道な努力も惜しまないような学校の友達で、その先生の言うことを鵜呑みにしたのか、残念な結果になった人もいました。
その点、石黒先生の授業は、無駄な情報は一切無いと言っても過言では無いと思います。ただ覚えているだけじゃ太刀打ち出来ない早稲田の問題にぶつかったとき、「先生がこんな話をしてたからこれはないかも…」という風にして正解出来たことがたくさんありました。(所謂40面ノートのなかには入っていない、石黒先生が口頭でおっしゃっただけの情報であることが多かったです。)そして、なるべく早く、その決断をすることをおすすめします。冬期講習直前講習で初めて石黒先生と出会ったのか、項垂れてしまって授業どころじゃない人も結構いました。
(2)授業はのめり込むようにきく
周りになかなか授業に集中出来ない人もいるなか(特に春夏あたり)、最後まで授業を聞き続けるコツとしては、先生の言葉にリアクションをとることです(笑)これは教室でやるのは大変勇気がいることですが、うんうんと大きく頷き、分からなかったら首をかしげまくり、納得いかなければ眉間にシワを寄せ、ひたすら手を動かしメモも取りまくる….といった具合にやってみると、ぼーっとする暇なんてありません。しかも、話にのめり込むことが出来るので、授業後、より長い間内容を覚えていられます。私は幸い、塾に知っている人がいなかったので、教室の後ろの方で騒がしくやっていました。ノートの最初の方のページからの出題が多い大学はたくさんありますから、春夏から集中して授業に臨むことをおすすめします!
Yさんからのアドバイスは、明日に続きます。