『いっきに読める日本の歴史』フルカラーで生まれ変わります(2)

『カラー改訂版 いっきに読める日本の歴史』(KADOKAWA/中経出版)が、3月1日(土)に発売されます!

もともと2007年に出版したものでしたが、だいぶ年月が経ち、最近は書店でも見かけないことが多くなっていました。ところが去年、出版社から「カラー版にしませんか?」というお話をいただいたのです。新しくこの本の担当となった編集者さんが史学科出身だそうで、「類書とくらべて、すごくわかりやすかったです!」と言ってくださりました。おだてられた僕は、もう一度全編をチェックし直し、一部を加筆しました。

はじめに

平氏政権

いかがでしょう。個人的には大変見栄えが良くなったと満足しています。

読者の方に意外とウケている文中に登場する女の子は、いろんな表情で僕の説明にボケたり、つっこんだりしています。

びっくり女の子 考える女の子 ひらめき女の子

この本でこだわったことの一つに、表や系図を手書きするというのがありました。表や系図というのは、どうしても味気ないものですから、それを少しでも緩和したいと思ったからです。いかがでしょう。

手書きの系図

ほかには、近現代のところでひと工夫しました。文章の内容が、どの内閣の時のことかがすぐわかるように、ページの端に内閣ラインを入れたのです。

内閣ライン

ページをめくると、黄色い部分が移動していくわけです。1ページ1ページいちいち画像を作るのは面倒でしたが、「やるならとことん!」と、楽しんでやってしまいました。

さすがにイラストを描いたのはプロの方ですが、「こんな絵を描いてください」とお願いしました。おかげで本文内容がわかりやすくなったと思います。

年貢の絵

地図もカラーになったので、大変わかりやすくなりました。

中国分割の地図

そしてできあがった本を見て、一番感激したのが表紙でした。人気沸騰中のイラストレーターが描いてくださった絵といい、題名の書体といい、色づかいといい、きれいなデザインだと思いませんか? この写真だけでは伝わらないと思いますが、紙質も大変気に入りました。改訂前とくらべると2ランクくらい高級になった感じです。

日本史をこれから学びたい人にはもちろん、もう一度復習してみたいという人にもおすすめな本です。とりあえず、書店で表紙の手触り感を確かめていただければと思います。

カラー改訂版 いっきに読める日本の歴史

そして、この本は僕にとって初の電子書籍ともなりました。スマホやタブレットなどで読めるんだそうです。紙媒体でなくてもかまわない方は、KindleBOOK☆WALKERなどでどうぞ。

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