独学でまとめを作る方法(2)

先日質問を受けた、独学でまとめを作ろうとしているMさんから、さらに質問をいただきました。

<Mさん>
(前略)私のことを覚えていただけてるとは、本当に嬉しいです。そして、こんなに早く、こんなにしっかりとした、内容の濃いお返事がいただけるとは思いませんでした。本当に、ありがとうございます。その自信は、やはり流石、という感じです。自分のやっていることに自信(根拠のある)を持てない人の言う事を信じるのは、凄く不安なことだと私は思うので、有難いです。

私の志望校は、早稲田大学の商学部です。やはり、このレベルの大学に受かろうと思うと、先生勧めてくださった、『でる日講義−経済・外交史(前近代)−』等がないと、厳しいですか?金銭的な問題で、買えない可能性が高いのですが…。『どこでも史料問題』は、なんとしてでも手に入れようと思います。

教えていただいた、纏めノートについてのエントリー、3つ全て読ませていただきました。Kさんの纏めノートについての文章や写真を見て、私は、「お金がなくて、石黒先生の授業が受けられない」ということを理由に、自分で自分の限界を設定してしまっていたのではないか、と気付かされました。自分は、相当甘かったです。本当に、ためになりました。ありがとうございます。そうですよね。纏めノートではなくて、その学校の先生にいただいたプリントに、必要な事を書き込むのは、どうでしょうか?シグマベストの纏めノートの方に書き込んだりした方が良いですか?

わかりました。ありがとうございます。何年くらい前の赤本をやれば良いか、等は、先生のサイトの赤本についてのところを見ればわかりますか?(自分で確認する前から聞いてしまって、本当に申し訳ありません。)

あともう一つ、質問があります。私の担当チューターさんではないのですが、河合塾のチューターさんに、日本史の勉強方法として、
(1)日本史の最初から最後までを、一度通す(一度で覚えるつもりで、でもさっと)
(2)問題集を解く
(3)問題集で間違えたところの内容が載っている参考書の箇所に、しるしを付ける
(4)その箇所を覚える

ということをやるのが一番効率が良い、と伺ったのですが、本当にそうですか?石黒先生の『でる日講義(つながる近現代)』の詳細ページかどこかに、「夏までに?日本史が最初から最後まで終わった、という人は、浅くしか理解出来ていないのでは?」というようなことが書かれているのを見たので、この勉強法で、本当に大丈夫か、と不安になりました。

石黒先生の『読むだけ日本史(1)』を始めてから、『○○(編注:ある参考書名が入ります)』が、どうしてあそこまで人気なのか、わからなくなりました。読みやすいけれど、一つ一つの講が長くて、読むのにも復習するのにも非常に時間が掛かるし、重要なところがわかりづらいです。本当に、『○○』に費やした3ヶ月を返せ!と言いたいです…が、『○○』でやったことも、完璧に無駄、という訳ではないと思うので、前向きに頑張ります。なんだか愚痴の様になってしまい、すみません。(後略)

<石黒>
学校のプリントでもかまわないと思います。どちらを使うにしても、K君が行ったような情報の追加・削除をしてください。その作業にあわせて早稲田の複数学部の過去問を解いてみれば、追加した情報の必要性を十分感じるかと思います。

そして解くべき赤本の量については、過去に何度もブログで書いているので探してお読みください。受験生がぶつかる定番の疑問は、すでにブログでかなり答えています。質問を書いて返信を待つよりも、過去記事を探す方が圧倒的に早いと思います。

チューターの学習アドバイスですが、それは低レベルの大学志望者向けのアドバイスではないでしょうか。ちょっと考えれば気づくと思いますが、どうみても穴のある学習法ですよね? もちろん問題集を50冊くらいやれば穴はかなり埋まりますが、それでも万全ではありません。当方が取っている入試データは、その何倍もの量ですから。しかも、何十冊も問題集をやらなきゃいけないなら、とても「一番効率が良い」とは言えません。要するに入試出題情報を持たない人は、大雑把な勉強法しかできないわけです。そのチューターは当方の授業を受けたことがないのはもちろん、日本史受験そのものに精通していないのでしょう。当方のブログも読んだことがないのだと思います。出題情報を持っている側から見ると、非常に原始的な学習法に見えます。

実際、この学習法をツイッターで紹介したところ、去年の生徒で現在早稲田大学の学生からこんなリアクションがありました。「これは、、ニヤリですね!生徒さんにはこう言った現実を笑う練習をして欲しいです。試験場で周りを見渡すだけで気が楽になりますから。」と、やっぱり笑っているわけです。

自分の学習法が正しいかどうかは、日本史の場合は過去問を解けばすぐ判明します。正解率が常に8割に達しているならそれで正解です。達しなければ何度だって見直すべきでしょう。早く「受かる学習法」に切り換えてください。
健闘を祈ります。

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