学校の補習が忙しくてノート復習が全然できてません

高校生の定番質問に「学校の授業と予備校の授業のどちらを優先すべきか?」というのがあります。指定校推薦狙いなら話は別ですが、一般入試を本命とするなら言わずもがなって思うのですが……。今日はそうした質問を紹介します。

ちなみに当方は、学校の正規の日本史の授業は「本気で歴史を探求する授業」であるべきだと思っています。青臭いことを言っているのは重々承知です。

<Oさん>
質問です。私の学校の日本史では、朝に古代~・土日に近代~・平日授業は高2の続き(室町~)からと、3つ進行でやっています。朝のは一回も出席していないのですが、土日のはなるべく行くようにしています。ですが、土日・平日の2つのまとめがキツいです。なので、言い訳がましいですが、石黒先生の授業のまとめが全然出来ていません。かなりまずいなと思っています。土日のに出席するぐらいなら、石黒先生の方の復元に時間を割いた方が良いでしょうか?朝・土日の出席は希望者なので行かなくても良いのですが、ほとんどみんな行ってるので…。

<石黒>
学校の補習でみんなと歩みをともにしながら受験を乗り切るのか、当方の授業で受験を乗り切るのか、どちらがOさんにとってトクなことなのかを考えれば答えが出るかと思います。よく考えて比べてみてください。ちなみに、学校の授業に頼る人は金銭的に余裕がなくて予備校に行けない人もいるでしょうね。また、指定校推薦を取ろうとしている人なども先生にイイ顔をするために補習を取るでしょうね。うちのスタッフには、学校は出席日数ギリギリまで休んで早稲田政経に合格した人がいますよ。

「みんながやってるから自分もそうする」って人は世の中にたくさんいます。「流行」ってやつもその心が生み出すものでしょう。でもそれに流されていたら、その他大勢の人と何ら変わらないジブンになっておしまいです。大学で言うなら圧倒的に人数が多いのは、MARCH未満です。逆に早慶上智に受かるということは、突出してなければなりません。僕は大手予備校でも授業をしていますが、一方で少人数制を売りにしている予備校でも授業をしています。そうすると、前者の場合はどうしても「みんなが……」という考えの人が多いことに気づきます。小規模予備校の場合は逆なんです。以前勤めていた、教室がたった2つしかない予備校の生徒は、周囲を気にしないタイプが多かったです。

そういえば、後藤君などは友達がみな某大手予備校に通っているのに、それを振り切って日本史だけワセヨビ西船校に受講しにきてくれていました。講習には友達をワセヨビに誘ってくださっていたそうですが、なかなか来たがらなかったそうです。結局、彼一人、早稲田に受かっていきました。

こういう人たちのたくましさを見ていると勇気が湧いてきませんか? 僕自身も相当周囲を気にしないタイプですが、まだまだ勇気を湧かせるほどにはなっていませんね。

そういえばマーケティングを学びたい人というのは、流行をつくる側に立ちたい人ってことですよね? 流行に敏感でいながらも、自分はその先を読んで大衆を惹きつけるモノをつくる……。そういう人は他人の真似なんてしないのでしょう。ちょっとカッコイイですが、なかなかできないことのように思います。

※「早慶上智プレミアム日本史」の受講を検討されている方へ
こんな質問をいただきました。

<Eさん>
河合塾藤沢現役館で通常授業を受けさせて頂いているEと申します。毎日ブログを拝見させてもらっています。現在僕は夏期講習について考えています。第一志望は早稲田です。夏期講習は総合日本史演習発展と先生が個人的に開かれる早慶上智プレミアムを受講しようと思っています。早慶上智プレミアム日本史は抽選漏れの可能性はあるのでしょうか?お忙しいと思いますが、返信宜しくお願いします。

<石黒>
いや抽選ではなく、先着申し込み順と考えています。一応、予備校でできないから開くというものなので、希望する方にはぜひ受講してもらいたいと思って「日本史道場」より定員を多くとったつもりです。たぶん申し込み開始時刻に、すぐ申し込んでいただければ大丈夫だと思いますが、こればっかりはふたを開けてみるまでわかりません。小回りが利くのが derutoko.com の取り柄なので、もし殺到するようなことがあれば、なんらかの対策を取るかと思います。あまりご心配なきよう願います。