文化史ってどこまで掘り下げるべきですか?

普段から口を酸っぱくして言っていますが、
河合塾生は文化史と史料が弱点になりがちです。
重々承知のうえで取り組んでください。
こんなメッセージをいただきました。

<Mさん>
こんばんは。河合塾藤沢校のMです。今明治以降の美術史をやっていて思ったのですが…いつも僕は山川の用語集と説明プリントを照らし合わせながらやっているのですが、山川にはかなり多くの説明がのってるんです。そういう場合どれぐらいまで掘り下げて、理解すればいいのでしょうか?今日の例で言うと、「帝展の後の新文展」や「朝倉文夫は文展で活躍した」などです。やっぱり石黒先生に教わってるからには、頻出度を大事にしたいので。

<石黒>
どれくらい掘り下げて理解するかは、用語によってまちまちです。
そもそも肝心なポイントが用語集に書かれていないこともしばしばです。
受験で必要なポイントだけが、
ずばり書かれている参考書はそうそうありません。
もちろん『でる日講義−とことん文化史−』では、
そのポイントだけを講義していますが。
河合塾では文化史の講義をおこなうチャンスがありませんので、
M君にはそのハンデを乗りこえてもらわなければなりません。
ちなみに、「帝展の後の新文展」や「朝倉文夫は文展で活躍した」
という知識はまったく必要ありません。

12月12日の「日本史道場」でも文化史の問題を扱いますので、
入試本番ではどのレベルまで問われるかを
目のあたりにできるはずです。
楽しみにしていてください。

「日本史道場」のテキストは、問題を厳選して
ようやく整いつつあります。
すでにお申し込みくださっている方は、
お待たせしていて申しわけありません。
週明けには発送できるかと思いますので、
もうしばらくお待ちください。
受講しようかどうしようかと迷い中の方は、
ギリギリになるとテキストの予習が間に合わなくなるので、
お早めにお申し込みください。