耳で覚えて、勉強時間を短縮化!

derutoko.com では、『聴くだけ日本史』シリーズをはじめ、
音声で記憶に残すことに力を入れています。
史料のフレーズなども、音で耳になじませた方が早いのですよ。
そうしたところ、実際に耳で覚えることの効果を実感した方から、
メールをいただきました。

<Aさん>
こんばんは! ワセヨビのAです。近代はつながりがたくさんあって流れを復元するときに頭をすごく使っている感じがします! 内閣プリントとにらめっこしているのですが流れをいい終わるのにかなり時間がかかるうえに、忘れてた!ということもあってまだまだです…。先生の「どこでも史料問題」と「聞くだけ文化史」を4月くらいからちょこちょこ聞いていて、最近では無意識のうちに音で覚えていて解ける問題が増えてきました。でるとこ日本史の授業の「蹇蹇録」も無意識のうちに陸奥宗光の回想録って覚えていました。史料問題も「聞いたことある」で穴埋めができるようになってきました。始めたばかりのころは全然覚えられずもどかしく思っていたのですが、今は普通の音楽がうるさくて聞けなくなりました。やればできるって本当だなあと思いました。質問じゃなくてすみません。まだまだ全然だめなのでこれからも頑張ります。

<石黒>
「普通の音楽がうるさくて」というのは驚きました。
まあ、聴いているのがもったいないというのはありますね。
僕も日本語の歌詞の音楽は、どうしても耳がそっちに行ってしまうので、
聴かなくなりました。
それから内閣プリントを語り尽くすのは、
何度もやる必要はありませんよ。
なぜならスピードが速くなってくると、
しゃべること自体がまどろっこしくて時間がもったいないからです。
短時間でどんどん先に進むことが大切です。がんばってください。
ちなみに、ご存じかもしれませんが、
12月にまた「日本史道場」を開催します。
よろしかったらお越しください。
詳しくはでるとこサイトをごらんください。

耳で聞いたり、声に出してしゃべって覚えたものは、
条件反射的に思い出せるようになります。
鉄道員が指さし確認をするのも、確認しそびれるのを防ぐためです。
身体に覚え込ませてしまっているわけです。
だからこそ、一息にしゃべって覚えてしまえるようなところは、
とくにゴロあわせなど作る必要はないのですよ。
最近の授業で言えば、33番ページにある、
「教育・交通・産業・国防」とかですね。
こういうのは、見て書くだけの暗記法の人と、
しゃべり勉強している人とでは、習得しきるまでの時間に差が出ます。
難しい漢字もないわけですから、書く必要はまったくないですし。
さらに言えば、ここは選択問題しか出ないところでした。
勉強時間を短縮して、もっともっと高みを目指しましょう。