しゃべり勉強がうまくできません

10月下旬というこの時期になっても、
まだ勉強法のステージが低いままの人がいます。
それではいくら僕の通年授業を受けていても、
好成績が出なくて当然なのですが、
進退窮まっている人から相談を受けました。
そのやりとりを紹介します。

<Kさん>
こんばんは。模試撃沈です…。そこで今日は勉強法について聞きたいのですが、自分のやり方は『先生の授業を聴き復習はノートをまとめてメモをまとめて、「本当にほしかった」の授業でやったところを解く』です。先生のしゃべり勉強は分かるようで理解仕切れずどうしても自分の勉強法の中に取り入れられません。先日購入した「日本史事始」も使って古代からも本気で取り組みたいのですが、どうしても他の教科もあり焦る一方でダメです。今日の記述模試の結果をみてもうどうしていいのか分からずメールしてしまいました。ぼくに厳しい喝をください!どんな厳しいお返事でもお待ちしてます。

<石黒>
志望校とその過去問のだいたいの正解率をお教えください。

<Kさん>
明治の経営です。過去問の正解率は今までやったところを解くようにしていたので分かりません。つまり60分しっきり時間をとって解いたことがありません。ごめんなさい。

<石黒>
んん?
明治の経営は、基本的に江戸時代以降しか出題されないので、
今までやったところで解ける問題はほとんどないのですが……。
解いたことないのではありませんか?
受験、舐めてませんか?

<Kさん>
はい。2005年度の〔1〕の前半部分だけです。

<石黒>
それならその大問の正解率だけでいいんですよ。
今現在、問題全部を解いている人がいたら、
むしろそれは失敗コースなのですから。

<Kさん>
あ、そうなんですか。だったら8/10です。

<石黒>
他の年の分もバンバン解いてしまってくださいね。
大問1つなんて5分程度で終わるのですから。
実際、今、2年分くらいやってみませんか。

<Kさん>
やってないところは飛ばしていいんですよね?

<石黒>
もちろんです。
しゃべり勉強の説明をします。
(1)どこかのページのノートの単語を、
 上から順番に声に出して読み上げていってみてください。
 (明治経営なら、とりあえず25番ページからやるのが良いでしょう)
(2)単語を覚えるためのゴロとか、しりとりとか、
 いっきにまくしたてるところとかを、
 これもまた声を出してしゃべってください。
 そのときに、できれば文字を頭に浮かべながら、
 手を動かしながら(実際に紙に書く必要はありません)、
 しゃべるとなお良いです。
(3)単語と単語のすき間に「何がどうなったのか」とかの、
 ごくカンタンな説明をはさみながら、読み上げていってください。
 説明できないところは理解できていないところなので、
 授業内容をもう一度思い出すか、
 教科書や『読むだけ日本史』などを使って再確認してください。
(4)次にノートの復元に取り組んでください。
 その方法は、ブログのカテゴリー「ノート復元のしかた」などを、
 お読みください。
 ここではノート復元の様子も動画で公開しています
 (パソコンからのみ、アクセス可能です)
(5)ノート復元を紙に書かずにしゃべってやるという方法もあります。

<Kさん>
すいません、復元動画を観ていて遅くなりました。しゃべり勉強、分かった気がします。実際に今すぐやって見たくなりました。でもまずは過去問解いて見ます。でも試しに今もう一度解きなおしてみたら5/10でした。

<石黒>
いろんなこと、どんどんやってください。
しゃべるスピードは速い方がいいですよ。

<Kさん>
分かりました。ありがとうございます。ノート復元は(3)をやり終えてからすぐやるほうがいいですか?

<石黒>
必ずしもすぐじゃなくてもかまいませんが、
故意に一日寝かすようなことはしなくていいと思います。
初心者は、ある程度復元できるところまで到達することを、
最優先すべきです。

<Kさん>
分かりました。わざわざありがとうございます。まずはしゃべり勉強マスターします。

まだまだなんとなく受講しているだけの人はいるのでしょうね。
このブログでは、赤本の使い方などももちろん書いてあります。
そうした情報を収集するところからはじめるのが、
要領の良い人たちのやり方です。
ちなみに復元の最終ゴールは、さらにステップアップして、
「頭の中でノートを思い出す」です。
早慶上智を狙う人は、必ずチャレンジしてくださいね。

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