背伸びしすぎて、足下がぐらついていませんか?

そろそろ夏期講習も終わりが近づいてきました。
僕にとって最後のタームの今週は、
ワセヨビでの「近現代」と「早慶難関」です。
この2講座を担当していて心配になるのは、
「近現代」より「早慶難関」の受講生の方が、
はるかに人数が多いことです。
「早慶難関大の日本史」はMARCH志望者も対象としているので、
大勢が受講していて当然ともいえますが、
明らかに「早慶難関」の域に達していない人が見受けられるのです。
答えを言っていても手が動いていない人とか……。
予習をしていないのでしょうね。
この講座で予習をしていなかったら90分がまるまるムダに終わります。
なにしろ延々と問題の解説をするのですから。
それどころか、解法を言ってしまうので、
聴いたとたんに「謎解き」の練習問題が1題この世から消えるのです。
もちろん選び抜いた問題ですから、
もっとも解くべき問題を失ってしまうわけです。
授業に出て答えを聞いてしまう方が害だとすら言えます。
そういう人たちは、本来「早慶難関」よりも、
2学期に備えて「近現代」の講座を取るべきでしょう。
1学期部分がヤバイわけですから、そのまま何も備えなかったら、
2学期も同じ轍を踏むことになりますよ?

ちなみに河合塾では、
「近現代」の講座は教室満杯で締め切っていました。
河合塾生には用意周到な人が多いのでしょうか?
それともワセヨビ生は近現代ができている人が多いというのでしょうか?
背伸びして「早慶難関」を受講したくせに、
近現代の骨組みができていなかったら本末転倒です。

校舎によって扱いが違うためわかりませんが、
川越・所沢・稲毛海岸校では、
今からでもズームインDVDで「近現代」は受講できるはずです。
最短コースで近現代の準備をしておきたい人は、ぜひどうぞ。
derutoko.com なら『でる日講義−つながる近現代−』がありますよ。