夏休みの近現代の学習法

各予備校で、夏期講習の申し込みが始まっています。
どの講座を取るべきか悩むところでしょうが、
近現代に関しては、予備校で講座を取らない場合は、
自分できちんと対策をしておいてくださいね。
2学期が始まって複雑な近現代に入ると、
とたんに伸び悩んでしまう人が、毎年必ず出てきます。
準備万端でお願いします。

近現代の講座を受講できない場合の勉強法について、
質問がありました。
別の高卒生からも同じようなことを聞かれたので、紹介します。

<Kさん>
(前略)やっと本題なのですが、近現代の勉強についてです。今週はアチーブの勉強になりそうなんですが、夏期講習ではテーマ別日本史文化史(予定)早慶難関大日本史をとる予定です。となると、近現代が非常に不安で、2学期からの近現代のためにも早い時期から対策を練りたいのです。今のところ読むだけ日本史(近現代)と本当にほしかった近現代問題集をアチーブが終わってから2学期開始までやりたいのですが、いかがでしょうか?まだやる必要がないとかこの2冊の上手い使い方など教えてください。早稲田法学部の近現代の難しさと重要さは現役時に痛いほどわかりました。だからこそ不安になってしまうので。宜しくお願いします。

<石黒>
(前略)今はまだ古代史なので楽だと感じているのでしょうが、
中世や近世に入ると、
授業の復習やアチーブの勉強で余裕がなくなっていくはずです。
史料や文化史も多くなりますし。
そのうえ6月は中だるみしやすい時期です。
なので近現代の予習に関しては、夏休みに取り組んでください。
講習を受講するのが最短コースですが、
そうでない場合は、『読むだけ日本史(2)』を使って
赤字用語を中心に習得してください。
ただあれだけコンパクトな文章で、
細かな内容理解までするには限界があるはずです。
このため、どうしても
2学期の授業で戸惑うところが出てくるかと思います。
復習するのに時間がかかることを覚悟しておいてください。
なお『受験生が本当にほしかった問題集』は、
2学期の授業を受けてきちんと内容理解をしてからでないと
解けないと思います。
近現代は考えて解く問題が、より増えるのです。

予算に余裕のある方は、
『でる日講義−つながる近現代−』をどうぞ。
近現代の骨組みを920分にわたって丁寧に講義していますので、
内容理解まできっちりできるかと思います。