予備校講師の見分け方(1)

地方にお住まいの方から、こんなメールをいただきました。
予備校名と先生のお名前は伏せ字にして紹介します。

<Tさん>
はじめまして!!お忙しい所すみません(>_<)Tといいます。僕は今年、MARCH志望でしたが受かりませんでした。日本史の偏差値は55が最高でした…浪人し早慶に絶対に行きたいです!!東京へは金銭的に出られず、静岡県にある△△という予備校へ行くことになります。僕は現役時に予備校へは行っておらず、教科書をメインにし、結局MARCHの壁を越えることが出来ませんでした。落ちた後に石黒先生のブログを知り、いかに自分の勉強法が非効率か分かりました。先生の授業に出たいと思いますが遠すぎて無理なんです(^_^;)○○先生という河合塾の先生が日本史の担当らしいのですが○○先生は石黒先生のように頻度などを考えた授業をしてくださるのでしょうか?最終的にノート2冊になると言っていたのですが…石黒先生は河合塾の先生なので○○先生の授業が早慶を目指す上でいいものなのか伺いたいです。もう後悔はしたくないので日本史について信頼できる石黒先生に聞いてみました。ブログを見ただけで信者になってる自分が怖いです(笑)史料と文化史は石黒先生の教材にお世話になると思います。その前に親にお金を出してもらうように頑張って頼まなければなりませんが〓長くなりましたが文化史・史料は石黒先生の教材を信頼して使うつもりでいますが、どうしても○○先生に教わる通史が未知数だったので質問させて頂きました。要点の掴みにくい文章だったと思いますが回答して頂けると嬉しいです(^^)最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m <石黒>
△△とは懐かしいですね。
十数年前は僕も出講していました。
さて、○○先生の授業を受けたことはないので、
ご質問にお答えすることはできません。
直接質問されてみてはいかがでしょうか。
ただし、○○先生の授業と僕の授業の両方を受講した生徒からは、
いろいろな話を聞いています。
言うまでもありませんが、
僕の授業とくらべると内容にズレがあるそうです。
全体的にレベルは易しいらしいのですが、
一方で、僕が扱っていない内容が出てくることもあるとのことです。
でもこれらは、どの先生と比較しても言えることだと思います。

ちなみに、この段階でT君にアドバイスしたいことは、
頻繁に過去問を解いて、自分が合格圏内に達しているかどうかを、
チェックしていくべきだということです。
習得レベルの確認は、秋になってからでは遅いのです。
そして、これは厳しいことですが、
去年MARCH志望でMARCHに届かなかったということは、
今年、早慶を志望しても早慶に届かず、
MARCHレベルにとどまってしまう、という可能性もあります。
「早慶で高得点」を目標にすべきではないでしょうか?
正確な現状認識と年間学習の見通しを持って、
4月のスタートを切るべきです。
がんばってください。

この話、明日につづきます