今年は河合塾南浦和現役館がスゴイと言いましたが、
今日紹介する矢野さんは、まさしく偉人です。
早稲田だけでも、政治経済・法・社会科学・文化構想・教育学部の
5学部に合格しているのです!
明治大法学部にいたっては、特別給費奨学生に選ばれたそうです。
どうして現役生でここまでできたのか、
貴重なアドバイスをいただきました。
<矢野さん>
私はもともと早稲田の法学部が第1志望でした。
政経については早稲田の看板学部で
東大を受ける人たちが併願で受けていくようなイメージしかなく、
私自身受けるつもりはなかったのですが、
(1)12月に何気なく政経の英語の問題を解いた時に
意外と解けるなと思ったこと
(2)高校生になる前から
大学は絶対に早稲田に行きたいと思っていたので、
たとえ政経であろうが早稲田に入れるチャンスを
少しでも増やしたかったこと
この2点理由から、本当に軽い気持ちで政経を考えていました。
12月までに法学部をはじめ、
他に受けようと考えていた学部(社学、商、教育、文構)は
ほぼ赤本に掲載されてる分は終わっていたので、
政経5年分(年数少なくてごめんなさい)3教科を10日くらいで終わらせ、
あとは法学部の解き直しをメインに入試までやっていました。
法学部にも合格したのですが
特に法曹へ進みたかった訳ではなかった為、
考えた末に政治経済学部へ進学を決めました。
私は石黒先生のサイトに掲載されているような偉人の方々とは程遠く、
アドバイスできるような事も限られていますので、
3項目だけ書かせて頂きます。
(日本史)
石黒先生に習う前(1、2年次)までは
こつこつと自分で勉強してきたつもりですが、
その頃の勉強法は教科書の音読→一問一答のスタイルで、
今考えるとかなり効率の悪いことをしていたと思いました。
石黒先生に習ってからは教科書は全く読まず、
ひたすら40面ノートで定着させていきました。
1学期の間、不器用な私は復元+しゃべり勉強が上手くできず、
せっかくの40面ノートを使いこなせていませんでした。
そのため2学期からは
しゃべり勉強だけをひたすらやり耳に覚え込ませ、
位置や順番を目で覚えていきました。
直前期にはそれに加え、各学部の過去問で間違えた箇所を見直し、
「これを解いた時点では間違えたけれど、今なら絶対間違えない!」
というような自信をつけました。
その他に夏期、冬期、直前で頂いた早慶大プリントも
毎日ちょっとした時間に目を通して、頻出箇所を押さえていきました。
文化史についてですが、
幸い私の学校では文化史も丁寧にやっていたので、
石黒先生の文化史プリントを基本に、
学校で教わった事を書き足して補強していきました。
史料については40面のしゃべり勉強と同時に
石黒先生の「どこでも史料問題-史料編-」を読んでいき、
学校の登下校時に「どこでも史料問題」のCDを聞いていました。
また直前期には史料集(学校などで買わされる分厚い本)を
通読しました。
それから河合塾の方に限られてしまいますが、
石黒先生も常におっしゃっているように、
大手予備校の河合は日本史の授業時間が限られています。
石黒先生が他の予備校では
史料読解や文化史の授業もやっていらっしゃると聞き、
いいなぁ~と羨ましがったこともありましたが(笑)、
史料や文化史は自分でもやろうと思えば出来ない事ではありませんし、
むしろ
「先生に教われない分、
授業を受けている人に差をつけられないようにしよう!」
とやる気も出ました。
また通年授業の時間数も河合塾は短いようですが、
夏期、冬期の石黒先生の講座を全てとって
不足分を補うことができる為、たいして気にはなりませんでした。
早稲田の問題と言えど、40面ノートで十分に対応できます。
だから河合塾生は授業数の少なさを自覚し、
自分には何が足りないのかを考えて
攻めの姿勢で自主的に勉強するといいです。
英語・国語などに関してもアドバイスをくれたので、
また明日に続きます。