過去問に関するやりとりを紹介します。
ずいぶん長文のメールをいただいたので、所々省略して掲載します。
<Tさん>
(前略)実は先生の授業を受けていながら、ほとんど復習ができてません。(なるべく追いつきたかったのですが、もう第一次世界大戦に入ってしまったのであきらめました・・・。)ただ、そんななか授業を最大限に生かすために、メモはしっかり取っています。レコーダーを買うお金もそれを聞いてる時間もないので、その代りに授業への集中は人一倍しています。ただ、先生の授業は早いのでなかなか大変なのですが、そんな中例のノートが助かってるのです。先生が口頭でチョロっということが結構書いてあるので、そんなとこにプラスαの内容や大学データを書き込んだりして、よりよいノートを作っています。(中略)そして、本題というか今日メールをさせていただいた最大の理由は、過去問を解くタイミングなのですが、先生のブログを読んでも僕のような極端な例がないので、不安になってメールさせていただきました。日本史の全範囲が英語のペースを落とさず、さらに究極にネックな古文をやりつつと考えると、どうしても11月末ごろまでかかってしまうのです・・・。かなりヤバいのつくづく痛感しますが、相当なハイペースでこれが限界かと思っています。しかし、日本史をむしろ武器にする気でいます!最後は漠然とした数字ではありますが、偏差値65くらいは欲しいです。前述しましたが、今日は先生に自分の目標を告げてプレッシャー与えて、さらなる飛躍を決意することにしました。偉そうに言って結果が出せなきゃ顔合わせできないので(笑)僕は立教大学現代心理学科映像身体学科にどうしても行きたい理由があって目指しているのです。偏差値39からの奇跡のサクセスストーリーを実現させたい理由があるのです。が、不安でいっぱいです。過去問はどの程度、そしてホントのホントのホントのギリギリの赤本を解き始めるタイミングはいつごろなのでしょうか?
追伸.長いメールとなって本当に申し訳ありません。最後まで目を通していただけたら幸いです。
<石黒>
基本的に予備校の使い方を間違っていると思います。
せっかく予備校に来ているんだから、独学はしなくていいのですよ。
なので日本史は予習を軽くやって授業を受け、
そこで理解したものを復習して完成させる形でいくべきです。
1940年のできごとを質問しにきていたにもかかわらず、
授業の復習が追いついていなかったとは相当驚きました。
しかも「あきらめました」というのには呆然としたほどです。
そしてブログに何度も書いていますが、
赤本を解き始める時期は6月です。
「履修範囲まで解いて、後は放っておき、次の年のものを解く」を
どんどんくり返すわけです。(中略)
当然志望学部以外の問題も解いてくださいね。
古本屋で古い赤本をあさるのも良いかと思います。
<Tさん>
お返事ありがとうございます。確かに効率の悪いやり方ですよね…前回の授業からは自分の履修範囲だったの復習をしっかりやるようにしています。ただそれ以前についてはもう過ぎてしまったのですが、ちょうど自分でやっていたところとかぶるので、復習としてやっていきたいと思います。自分のヤバさを改めて痛感しました…赤本の解き方はとても参考になったのでさっそく始めたいと思います!あと気になったんですが、立教はテーマ史というか大問1つに対していろんな問題があると思うんですが、それでも履修範囲だけやっていく形で大丈夫なのでしょうか?
<石黒>
できるところから解かなければ、到底終わりません。
過去問を解くのにかかる時間を計算してみてください。
そもそも受験勉強というのは、過去問を解いて、
どういう問題が出題されているのかを確かめながら進めるものです。
そうしなければ学習の水準がつかめないのです。
もうすぐ11月だというのに、
赤本の使い方が今ごろわかったというのは、またもや唖然です。
こちらに初学者向けの読み物ページを設けていますので、
一刻も早く情報をつかんでください。
テーマ史の対策については、数日前にブログで書きました。
初心者云々の話も、このあいだブログで紹介したばかりですよ。
<Tさん>
お返事ありがとうございます。ブログ拝見しました。ホントに自分の水準の低さに焦る気持ちでいっぱいです…さっそく、赤本はじめていきます。テーマ史については、鷲掴みとそこからいかに整理できるかが重要なのですね。自分が今できること精一杯がんばります。来週は授業がないようなので次回の授業までに今のところまで追いつけるようノート覚え頑張ります!長々とありがとうございました!またメールさせていただくときはよろしくお願いします。