『聴くだけ日本史』物語(3)

今回ブックレットを作るにあたって、
各文化の色のイメージをスタッフに聞き回りました。
「万人に共通するイメージがあるんじゃないか?」
と思ったからです。
ところが実際はだいぶ違っていて、まさに十人十色でした。
そこで、ジャケットのサンプルに何度も色をぬってみて、
悩みつづけたのです。
結局最後は、僕の独断とデザイナーの微調整で決めました。
白鳳文化は「白」とか、桃山文化は「ピンク」といった、
わりと無難なセンで選んだつもりです。
弘仁・貞観文化は、空海の文字のイメージから「青」になってます。
実際にこれを使う方の感想はどんなものでしょうか……。
自信と不安が半々くらいです。

ところで、美術作品の名前を列挙しても、
意外と余白が残ることに気づきました。
使う人が自分で作品名を追加できる点では良いのですが、
ふと「イラストを入れてみたらどうだろう?」と思いたちました。
印象的な作品の絵を入れたら、記憶定着に有効だと思ったのです。
ちょうど地図を作成するために、
ペンタブなるものを購入したばかりだったので、
さっそくそれを利用して描いてみました。
できあがった絵には素人臭さも漂うのですが、
「先生うまいですね」とおだてられて採用してしまいました。
いや、derutoko.com のスタッフには、
なぜか美術の成績が低い人が多いので、
僕の絵でも誉めてもらえるのですよ。
小さなサイズのイラストなのでお許しください。

イラスト入りジャケット

ちなみに、ケースは固いプラスチックの透明ケースをやめました。
最大の理由はCDを2枚収納できて、
しかもジャケットを入れられるタイプのものがなかったからです。
世の中にはあんなに2枚組CDが発売されているのに、
一般の人が買える世界には存在しないのです。
不思議なことです。
でも一方で、柔らかい透明ケースを見つけました。
プラケースよりコストがかかってしまうのが難点ですが、
透明ケースと違って割れないし、厚みがないからかさばらないし、
むしろこっちの方が使いやすいような気がします。

そんなわけでカッコよくなった『聴くだけ日本史−美術史編−』を、
ぜひごらんください

関連記事