慶應大向けの史料・論述対策

22日から夏期講習が始まるので、その準備に追われています。
「総合日本史演習(発展)」の解説はだいぶ書きました。
これで土地制度史や外交史の講義に時間を割けるはずです。

さて、ワセヨビの高卒生から質問がありました。

<Iさん>
いつも石黒先生の授業を受けている者です 日本史の資料問題に関してお聞きしたいのですが…慶應で出題されている資料に対応した資料問題集あるいは資料集があれば(石黒先生が出版されているのも含めて)教えていただきたいのですが…あと、慶應文学部の論述対策に何か良い参考書はありませんか?宜しくお願いします。

<石黒>
史料も論述もとくに慶應向けに特化したものはありません。
史料問題というのは一般的にはくり返し出題しないものなので、
他の大学で出題された問題を参考に勉強するしかありません。
なので、史料の穴埋めや意味聞き用語は、
「でるとこ日本史プラス」のテキストを使って学習してください。
問題を解いてみたいということであれば、
derutoko.com の『どこでも史料問題−問題編−』をお勧めします。
次に論述対策ですが、「でるとこ日本史プラス」を取っているなら、
テキストの問題を解いて学習するのがベストです。
『きたえる論述−早稲田・慶應−』は、
近現代の問題しか入っていないため、
慶應文学部対策にはなりえません。

<Iさん>
丁寧な回答、有り難うございます。ちなみにお聞きしたいのですが…具体的に「でるとこ日本史プラス」では史料以外にも慶應や早稲田対策で普段の授業で扱わない内容もやっているのでしょうか?僕は1学期の期間中「でるとこ日本史プラス」を取っていなくて2学期から取りたいのですがまだ間に合いますかね?1学期の分はDVDで見ようと思っているのですが…関係ない話ですが英語は単語だけで2万語ちかく暗記したので復元も慣れると楽です。ちなみに先生の40面ノートを白紙の紙に何も見ずに先生が板書するように自分でそのまま書けるようになりました。

<石黒>
それは失礼しました。
てっきり「でるとこ日本史プラス」も
受講していると思って返信してしまいました。
あの講座は板書を丁寧に書いていく講座ではないので、
生授業でなくても十分受講可能です。
しかも今年はズームインDVDがあるので、より受講しやすいはずです。
ちなみに授業の内容は、
通年授業にプラスする内容をたくさんやっています。
単純にノートに用語を追加しているのもあるのですが、
史料を読みながらいろんな内容を講義しているのも大きいのです。

それにしても英単語で2万語って、桁間違ってませんよね?
2月の試験結果が相当楽しみになってきました。
ぜひ日本史もこれから追い上げてください。