昨日の続きです。
Tさんからの驚愕するメールに奮起して、
すぐにメールを書いてしまいました。
こちらです。
<石黒>
正直、あきれるのを通りこして笑ってしまいました。
「テキストだけで合格を目標にしている」って「目標」ですか。
それは予備校サイドの話で、受験生には関係ありません。
受験生は実験台じゃないんですし。
そもそもテキストで合格できるなら講師はいりません。
講師がそのテキストを使ってどう説明するかで、
全然違ってくると思いませんか?
××のテキストは(中略)見たことがありますが、
入試に結構出題されていることなのに、
掲載されていない内容はたくさんありますよ。
だからテキストだけで早慶9割なんてもちろん無理です。
8割は獲れるというなら、テキストと入試問題とを比較して、
ほんとかどうか1問1問チェックしてみると良いと思います。
これはテキストを批判しているわけではありませんよ。
講師それぞれの力量にかかっているということです。
たとえば、
1 何をどれほどの詳しさで教えるか。
2 その出来事のどの側面を優先して教えるか。
3 生徒にどういう方法で記憶させるか。
これらはテキストがあればすむことではありません。
講師が入試問題を分析し、どういう説明をするかを考え、
どういう記憶法が一番効率が良いかを編み出した上で、
講義でそれらを提示する必要があるのです。
当然ですが、僕ならテキストをそのまま覚えさせることはしません。
もっと記憶の定着に適した方法があるからです。
ちなみに記述模試と早慶の入試問題ではレベルが違います。
それを実感するためにも早く過去問を解くべきです。
最後に厳しい話をします。
赤本の解き方にしても、情報格差の話にしても、
今までたくさんブログに書いています。
過去のエントリーを読んでもそれがわからないとしたら、
要領の良くないタイプだと思いますので、
映像教材などを使って、
できるだけ合格最短コースを取るのが良いと思います。
Tさんには、まだ他にも遠回りしそうな要素がありそうで、
正直不安になるほどです。
参考書だけでは、どう学習すればいいのかが、
わからないってことはないでしょうか。
青学だって簡単に受かる大学ではありませんよ。
そして、このメールにも返信があるのですが、
もう読むのに飽きてしまった人は無視してください。
<Tさん>
返信ありがとうございます。やはりテキストだけで9割とれるほど甘くはないですよね。まずテキストと入試問題を比較しチェックし、でるとこ教材をうまく活用したいと思います。
今の勉強方法は
(1)「読むだけ~」を声にだして読んで授業の予習
(2)授業は録音する
(3)授業の復習(テキスト中心)をして、あいまいなところは録音を聞く
(4)しゃべりながら復元する
(5)塾の問題集をやる
(6)間違えたところを確認する
(7)電車の中などで頭の中で復元する
こんなかんじです。やはり効率悪いですか?復元といってもテキストの内容だけですし・・・要領の悪さは自覚しています。青山に合格する厳しさも現役の時に思い知りました。そんな私が慶応などと夢見ているので、それ相応の努力ができるようにがんばります。夏は先生の講義をとりたいと思っているので、それまでに自分も勉強も進化させて今よりは先生を安心させられるようにがんばります。
<石黒>
一つだけお答えします。
あのテキストを復元できる能力があるとしたら、
東大とかに入れると思います……。
健闘を祈ります……。