次に思うのは、
「無駄に作業量を増やしすぎていないか?」ということです。
たとえばN君は復習について、
「通年授業があった日はそのまま予備校内で清書し、帰りの電車の中で録音音声を聞き、最低でも翌日にしゃべり勉強をし、土曜日にDVDで復習、日曜日にまたしゃべり勉強をするつもりでいます。」
と書いてくれたのですが、例のIさんに言わせれば、
授業の日のうちに復習しきってしまうのが絶対条件だそうです。
日にちが経ってしまうと、授業中に理解しきれなかった場所、
聴きそびれた場所がわからなくなってしまう、とのことでした。
授業で習得しきれなかったところだけ、
授業の録音を聴き直そうというわけです。
録音したものを全編聴くことが効率が悪いのは、
多くの人が指摘するところです。
そのうえDVDまで観るというのは、
相当英語ができて時間的に余裕のある人だけでしょう。
やはり授業中にできるだけ理解しきってしまうべきです。
厳しい言い方ですが、
それができない人が早稲田に受かるのでしょうか?
だとしたら早大生の水準もだいぶ落ちたなあ……って思います。
それから、やや細かい話になってしまいますが、
暗記方法が少なすぎるように思います。
たぶん、地方の人はなかなか暗記法を思いつかないのでしょう。
いずれ受かった人からのアドバイスを紹介しますが、
様々な方法を駆使しているんですよ。
通年授業を受けたことがある人なら、
授業中にいろんな暗記法を紹介していたのを、
聞いていなかったのでしょうか?
結構ショックだったりします。
アドバイスはもう少し謙虚に受け容れてほしく思います。
ちなみに、N君は、
「トイレなどふと目のつくところに完全暗記もの(特殊銀行など)のコピーを貼る」
と書いていたのですが、
特殊銀行はゴロで覚えてください。
『日本史でるとこ攻略法』にありますね。
壁に貼るものは、もっと別のものが良いでしょう。
ただし、貼ることで本当に効果があるかどうかは、本人次第です。