昨日の続きです。
それにしても他の先生の授業と両立というのは、
なかなか難しいかもしれませんね。
とくにその先生が言う学習方法がまったく異なっていたり、
説明の仕方が違っていたりすると、混乱することも多いでしょう。
もっとも「両立」しなきゃいけないわけじゃありませんよね?
部活と受験みたいに、
両方ともが「やりたいこと」ってわけでもないのですから。
予備校に通う目的は、ただ一つ、第一志望に合格するためですよね?
そのために一番効率のいい方法を取ればいいだけの話です。
そういう意味では「両立」に悩まされるのは、
現役高校生の方でしょうね。
学校の勉強と予備校の勉強の両立です。
先日、現役で早稲田に5学部合格したT君の話によれば、
「学校の日本史はまったく勉強する必要はない!」
とのことでした。
千葉県の公立高校は定期試験が非常に易しいそうで、
そんなのに関わっていたらダメなんだそうです。
これはよくある話ですね。
カンタン模試に慣れすぎていて、実は過去問が解けない……とか。
史料問題や文化史の問題に触れずにいて、
入試でそれが出されて撃沈……とか。
ぬるま湯につかっていると、心地よいかもしれませんが、
本当の戦場に放り出されたときに、即アウトになります。
そういえばT君は、
「1・2年にしっかり出席してたら、3年は休みまくっても大丈夫」
とさえ言っていました。
まあ学校側も早稲田合格者を留年させたりしないでしょうね。
確実に言えることは、八方美人を維持するのは難しいってことです。
割り切るところは割り切って受験生活を送らなければ、
なかなか本命には届かないものです。
ところで、土曜日のワセヨビ東京校の授業後に、
早稲田に受かった女子二人が来てくれました。
まさに現役・浪人と2年にわたって僕の授業を受けてくれた二人で、
実にうれしい結果となりました。
そのうちの一人はMARCHが全滅だったにもかかわらず、
最後の試験である早稲田社学に合格したそうです。
しかも英語の正解率が5割だったのに!
今年も社学では英語が5割切っていても受かっている人がいますね。
英語が難しかった一方で、日本史が史料問題だらけで、
点差を付けることができたってことだと思います。
その彼女も試験日の朝に、
『どこでも史料問題』の音声CDを聴いていたんだそうです。
史料は音声で記憶すると思い出しやすいのです。
その彼女から手作りお菓子をいただきました。
この系統のケーキは好きなほうですが、
食べてみたらやっぱりおいしかったです。
どうもありがとうございました。