ナゾの単語帳勉強

センター試験の日、神保町の登山用品店に行きました。
電車に乗ったら前に座った男子が、
自作っぽい単語帳をめくっていたんですよ。
思わず凝視すると、百年戦争なんてのが見えたので、
どうも世界史らしいです。
まさに受験会場に向かっているところなわけですね。
しかし、あれは何枚なのでしょうか?
ものすごく情報量が少ない気がします。
100枚で20個作ったとしても2千語にしかなりません。
40面ノートと文化史プリントの用語数は1万を超えるんですが……。
そもそも単語帳を作るのに何時間かかったんだろう?
という疑問も湧いてきます。
また、めくってる様子を見ると、
簡単にわかるのはすぐにめくっているのです。
覚えているところなんて、
いちいちチェックしなくてもいいんじゃないかと思うのですが、
受験生は不安なものなのでしょうか。

なんだかいろんなことを考えてしまいました。
彼はちょうど1束のチェックを終えて電車を降りていったのですが、
それって40面ノートで言うと片面分くらいの情報量です。
小テストじゃあるまいし、
これを読んでいる方はまさかそんな勉強法はしてませんよね?
呆然とする光景でした。

ところで、このブログには、
1年後に受験をする人も見に来ているようです。
そういう人は効率よく学習していってくださいね。
高校2年生の方からこんなメールをいただきました。

<Sさん>
上智コンプリートミッションを買ったSと申します。昨日修学旅行から帰ってきて上智コンプリートミッションの受け取りを確認致しました。ところで僕は今年度高2で他の塾で日本史を習い、日本史を文化史含めて一通り終わらせましたが過去問は力試し程度にしかやっていません。そのためこの一年過去問を何年分もやろうと思っていて、その余裕もある方だと思っています。その場合上智コンプリートミッションと過去問どちらを先に終わらせるべきでしょうか?

<石黒>
高校2年生の段階で『上智CM』を使うというのは、
考えてもみませんでした。
確かに日本史を一通り終わらせているなら、
もう取り組める教材ですね。
もっともどういう授業を受けていたかわからないので、
習得の度合いが心配です。
そういう意味でもこの教材を早めに使って、
その習得度で上智に通用するのかを確かめるのが良いと思います。
というわけで、この教材を優先して、
過去問も解いていくのが良いでしょう。
万が一、習得レベルが低かった場合には、
できるだけ早くそれを克服する方法を考えてください。
せっかく早くから取り組んだ受験勉強が、
台無しになってしまいますから。

登山用品店では防寒具を買ったので、
さっそくそれを着て皇居まで歩いてみました。

江戸城天守台

写真は江戸城天守閣の石垣です。
明暦の大火以来、天守閣は再興されなかったので、
天守台だけが残っているのです。