センター試験直前で大あわてで総復習をしているところでしょうか?
どうせならもっと前から焦っていてもらいたかったところですが、
それができないのが人間でしょうか。
願わくば、試験日の土曜日の夜にも普通に勉強してください。
ときどきセンター試験が終わると、
あろうことか1週間くらい無駄に過ごしてしまう人がいるのです。
国公立大を第一志望としている人にとっては、
これで合否が半分決まるのですから気が抜けて当然ですが、
私立文系でセンター試験を使う人にとっては、
すべり止めの受験にすぎません。
それが終わったくらいで気が抜けていたら、
第一志望なんて到底受かりませんよ。
そういうところに人の‘本気度’が出るものです。
さて、地方の方からこんなメールが届いています。
<Kさん>
(前略)先日の代ゼミ早大プレでは、去年偏差値にして50ぐらいしか取れなかったのに、 今年石黒式日本史にしたおかげで文化構想の中でですが5位(偏差値73)まで成績をあげられました!でも本当に安心できるのは早稲田の合格証を手に入れてからなので後1ヶ月と少し、石黒チルドレンに負けないよう頑張ります!(中略)ところで、この時期に勉強法の質問で恐縮なのですが、自分は山川の「流れがわかる 日本史Bノート 改訂版」を先生の教材でかなりカスタマイズして使っているのですが、流れはある程度把握できてもきれいにまとまってるわけではないので「しゃべり勉強」なるものができず、いささか非効率さを感じます。一応読むだけ日本史を寝る前に音読しているのですが、非石黒講義受講生はそういうやり方である程度は補えますか?近現代の方は頻度が高い用語が網羅されていないとのことなので不安になって聞いてみました。先生がお忙しいのはブログからも伝わってきますが、お暇なときに返事を書いていただけると幸いです。それでは失礼します。
<石黒>
最初に一つだけ質問があります。
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』は、
使っていますか?
<Kさん>
「受験生が~」もちろん使っています。本屋に並んでいる先生の本は「いっきに~」以外全部利用させてもらっています。その質問が来るということは、「読むだけ日本史(2)」を音読するよりも「受験生が~」を繰り返しやったほうが良いということですか?もし見当外れな考えだったらすいません(汗)
<石黒>
解いたことがあるなら、
『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』の方が、
情報量が圧倒的に多いことはわかると思います。
問題には赤字はもちろん、ノーマーク用語などもついていますし、
解説にも太字や下線がだいぶありますから。
それらの内容をどんよくにすべて吸収してください。
山川出版のノートにそれらが写してあるなら、
そのノートをくり返し復習するのでもかまいません。
また、しゃべり勉強というのは単なる参考書の音読ではなく、
単語が羅列されているものに、
自分でストーリーをつけながらしゃべるものです。
もっとも何度もくり返すうちに、
ストーリーは頭に思い浮かべるだけになりますけどね。
というわけで、山川のノートでもしゃべり勉強は可能なはずです。
この時期こそ勉強法を進化させるべきです。
ヤマを張るなんて低レベルなことをしないためには、
ハイスピードで総復習していかなければなりません。
これまた志の高い人でなければやらないことでしょうね。
奮闘を期待しています。