山本権兵衛は首相として地震に遭遇した?

『きたえる論述−早稲田・慶應−』の入稿が終わったので、
次は『MARCH学習院あるあるチェック』です。
昨年度版をベースにあちこちパワーアップをはかっています。
大幅に問題が増えそうです。

さて、今日も昨年以前にいただいていた質問を紹介します。

<Yさん>
上智法学部法律学科のある問題について質問したいのですが…
『山本権兵衛に関しての人物説明として正しいものはどれか』
(1)彼は、日清戦争直後より日露戦争直前まで海軍大臣を務めた
(2)彼は、台湾総督を務めた
(3)彼は、のちに首相として関東大震災に遭遇した
(4)彼は、のちに暗殺された
とゆー問題で「これは有名な(3)だろ~」と思って(3)にしたのですが、後ほど調べたら第二次山本権兵衛内閣の組閣は9月2日で関東大震災は9月1日、よって首相在任時には遭遇してない…?と言う意見を友達に聞いたのですが、他の選択肢で合いそうなのが分かりません。『台湾総督になっていたのかな?』とも考えたのですが一体どれが正解なのでしょうか?お忙しいとこすみませんm(_ _)m

<石黒>
正解は、(3)です。震災前に組閣の大命が下っていたので、
こういう表現になることもありえます。
そして何よりも、残りがどれも誤文なのです。
そんなこと辞書引かないかぎりわかりませんが。
しかし、普通は「組閣中に震災に遭遇」と書くものです。
そういう意味ではお友達の意見も決して間違いではないのですが、
比較法で解くと、答えは(3)となります。

実に上智らしい問題ですね。
って、どこが上智らしいか、上智受験生はわかるでしょうか?

まだ詳細は明かせませんが、
実を言うと、上智大入試直前対策教材も準備中なのです。
「どんだけ原稿書けば気がすむんだよ!?」
って思うかもしれませんね。
ハイ、チョークで板書するのも好きですが、
キーボードを打つのもかなり好きな方なんです。