夏期講習と新しい映像教材のご案内

予備校に慣れていない方には気が早いと思われるでしょうが、
夏期講習のお知らせをでるとこサイトにアップしました。
来週申し込みが始まるからです。
例年どおりなら、河合塾藤沢現役館は締切になりそうですが、
今年はワセヨビの東京校はもちろん、西船校も締切が心配です。

でも、実はこうした事態は想定済みでした。
講習で行う授業は、以下の4本ですが、

 (1)経済・外交史
 (2)文化史
 (3)近現代史
 (4)早慶難関大向け演習

すでに文化史と近現代の講座は映像教材『でる日講義』があります。
これで(2)と(3)がクリアできます。
そして、今年は、受講希望者の多い経済・外交史の講座を、
発売したいと考えています。
『でる日講義−経済・外交史−』です。
発売時期は9月下旬になるかと思います。
授業内容は、ワセヨビの夏・冬の講習で行われる、
「テーマ別日本史」にあたるものです。
河合塾の「総合日本史演習(発展)」よりは濃い内容になります。
地方の方でご興味のある方は、また続報をお待ちください。

というわけで、ほんとに地方の方からメールが届いています。
彼は『でる日講義−とことん文化史−』を買ってくださり、
学校の授業との落差に驚いたそうです。

<Aさん>
夜遅くすみません。先日、でる文を購入させていただいた高3のAです。でる文ですが、鎌倉文化までやったのですが、ビックリの連発でした。今まで学校の授業に任せてすごした1年がとても勿体ないように思えました。学校では覚えなくても良いというものが、難関私大ではでたことがあったり、石黒先生が「でるよ!」とおっしゃていた所だったので衝撃でした。自分が考えていたよりも文化史は奥深いものだと実感しました。学校では山川のプリントで授業をおこなっているのですが、文化のプリントになると「文化は単純暗記だから特に詳しい説明はしない」とおっしゃって、答えを言うだけで終わりでした。さらにその先生は、「普段の授業でかなり深くやっているから早慶合格レベルの授業をしてる」とおっしゃってます。ちなみに政治史も教科書レベルの授業です。今、考えると相当危険な状態だと思います。この時期に先生の教材を購入して本当に良かったです。
ここから別件です。2008年4月29日の映像教材『でる日講義』シリーズについてのブログの冒頭の文の中にかいてある、秋ごろに追加予定のものとは政治史のものでしょうか?2006年の8月ごろのブログに政治史の40面ノートの映像教材をつくることを決意したという風に書かれていたと思うのですが、それでしょうか?もしそうでしたら、絶対に購入したいです。

そして、返信すべきメールが溜まっていて、
なかなか返信できずにいたら、さらにメールをいただきました。

<Aさん>
数日前に送ったメールにはまだ目を通していただけていないかもしれないのですが、このようにメールしてすみません。しかし、どうしても不安なことがあるのです。でる文は既習範囲は一通り受講しました。感想は以前も言いましたが最高のものでした。今まで一番楽しく勉強してたのは英語なのですが、最近は日本史がありえないくらい楽しいです^^。でる文のおかげで以前よりも”受験の日本史”がなんとなくですが、つかめてきた気がします。学校の授業とのレベルの差に感動しました。しかし、その感動の分、不安になってしまったものがあります。政治史です。このまま学校の普段の日本史を受けていても早慶にはうからないのではないかと思います。これは言い訳だということは十分に理解しているつもりです。先生のブログにもあるように、先生の授業なしでも高得点を出せる人がいることもわかってます。だから、今までの勉強法を考え直さなければなりません。しかし、できるのであれば政治史も先生の教材で勉強したいです。なので、どうしても先生が政治史の映像教材を作っている、もしくは、つくる予定があるかどうかだけでもお聞きしたいです。販売してくださるなら、どれだけ高価なものであっても絶対に買います。先生はとてもお忙しい方なのはブログで拝見させていただいてますし、このように催促してることが非常に失礼なことだということは重々承知ですが、映像教材についての質問は出来る限り早くお返事いただきたいです。

<石黒>
A君が入試の現実をこの段階で知ることができたのは、
非常に良かったと思います。
まだ今からなら受験に間に合うでしょうから。
たぶん、政治史でも似たようなことがたくさんあると思います。
その逆に、学校では大切そうに言われたのに、
全然大切じゃないってものもあるのではないでしょうか。
少なくとも何がポイントなのかがつかみきれていない箇所が、
あるだろうと推測します。
さて、本題の政治史の映像教材ですが、
残念ながら40面ノートの授業はまだ作れません。
早くて来年度になります。
そのかわりと言ってはなんですが、
9月下旬に「経済・外交史」の映像教材を出そうと思っています。
独学受験生の悩みである、
荘園や近現代の経済などを中心にテーマ史でたどる授業です。
また、その前に6月を目途に制作している教材もあります。
『読むだけ日本史』などに出てこない
細かい用語を拾い集めた参考書です。
地方の難関大志望者には待望の教材となるはずです。
それまで既存の教材でしっかり固めておいてくださると
いいかと思います。