3月5日はワセヨビ東京校で『早大日本史の検証』という、
早稲田の日本史がよくわかる講座がありました。
普通の授業で歴史を説明していくのも楽しいのですが、
早稲田の日本史の問題について延々と語っても良い時間というのは、
非常に貴重なものでした。
そんなものを興味深く聴いてくれる人なんて、
日常生活にはいませんからね。
授業の展開はこんな感じでした。
1 早稲田の合格ボーダーはどうなっているのか
2 早稲田の日本史は何点まで獲れるものなのか
3 高得点を獲るためにはどういう学習をするべきか
4 実際に問題を解いて体感してみよう
3や4のあたりで、目ウロコな表情になってきた人がいて、
「この生徒は来年の今頃、合格報告をしてくれるかもな」
などとこっそり思ってしまいました。
残念だったのは、今一つ参加人数が少なかったことです。
もしかしたら「補欠発表待ち」の人とかがいるのかもしれませんね。
焦らされて勉強も何も手につかない……なんて状態だと思います。
一方で、きれいさっぱり「俺は浪人する!」なんて人もいるでしょう。
すでに新たな1年のスタートを切っているんでしょうか。
ただ、日本史に関しては
最初にやるべきことを間違っている人が多いです。
「とりあえず『読むだけ日本史』を読んで……」と言う人がいますが、
待ってください。
その前に、受験日本史が何たるかを知らなければ始まりませんよ?
これから浪人という人で勇み足になってる人は実に多いです。
キツイ言い方をすると現状認識能力が高かったら、
要領よく現役合格を果たせる確率も高いんです。
それがそうでなかったということは、
まず自分の置かれている状況を把握することから始めるべきです。
不合格という現実を突きつけられて、はやる気持ちはわかりますが、
最初に2つのことをすべきです。
1 自分が失敗した理由をきちんと分析する。
2 大学受験に必要なもろもろをきちんと把握する。
このブログやでるとこサイトには豊富な情報が書いてあります。
英語や国語に関しては少ししか出てきませんが、
日本史に関してはすでに相当量の内容がありますので、
今こそ一番これらを読むべき時だと思います。
ところで、5日のワセヨビには合格報告に、
たくさんの人が来てくれました。
例によっていろいろいただいてしまったのですが、
みなさん、そんなに気を遣わないでくださいね。
僕がもっともほしいのは、あなたの入試問題です。
受かっていようが落ちていようが、
早稲田だろうが、日東駒専だろうが、
とにかく本当の正解率がわかる入試問題です。
これは買おうったって買えないものですから。
センター日本史で満点を取り、
学習院に合格した方からいただいた生チョコと、
早稲田に合格した方からいただいた飴とクッキーです。
講師室で開けてしまって、すでに減っちゃってます。
現役の時はダメだったものの、
浪人してついに早稲田合格を果たした方からいただいたクッキーです。
早稲田はダメだったものの、みごと慶應に受かった方からいただいた、
沖縄名産のちんすこうなどなどです。
この方からはお手紙もいただきまして、その中に、
「初めて石黒先生の授業を受けた時の衝撃は……鳥肌がたって動悸息切れがしました(笑)」
とあり、笑わせていただきました。
最初の衝撃が大きければ大きいほど、
吸収の度合いもよくなるようです。