法政大の論述問題でズバリ的中

3日連続になりますが、今日も法政大について書きます。
昨年のワセヨビ生のKさんから次のようなメールが届いたんです。

<Kさん>
弟は文学部を受験します。早稲田のほかには明治と法政を受けるそうです。法政は聞くところ論述があるようで、どうしたらいいかと聞かれてたんですが私は実際受験では論述は使わなかったのでどうにも力になれなくて・・・・

<石黒>
法政大の論述対策ですが正直なところ良い方法がありません。
国公立大向けの論述対策問題集ではズレすぎです。
ワセヨビのでるとこプラスのテキストの巻末の問題なら、
使えると思います。
最近は河合出版から良さそうな論述問題集が出ていますが、
詳細な検討はしていないので確実な保証はできません。
過去問もそれなりにやる価値があると思います。

なーんて返信したのですが、
実は、今年の『MARCH学習院あるあるチェック』では、
法政の論述問題をズバリ的中させることができました。
キャリアデザイン・国際文化・法学部の問題でこんなのがあったんです。

問 史料B下線部b(石黒注:要するに律令と御成敗式目を指す)について、二つの法の特徴を中心に60字以内で説明せよ。

『MARCH学習院あるあるチェック』には、
大学別の音声解説CDが付属するんです。
なのでどこの大学のCDが希望かを選んでいただいているわけですが、
法政大のCDの中身をちょっとだけ紹介します。

「法政大では貞永式目は頻出です。史料を読んでみることをお勧めします。論述問題の話ばかりでなんですが、かつて、律令法と幕府法との比較を中心に80字以内で明せよ。というのが出されたことがあるんです。いや、単純に律令法は公家社会の法典であるのに対し、幕府法は武家社会のみに適用されたってことを書くんですよ。でもそれじゃあ80字にならないから、幕府法の貞永式目が頼朝以来の先例と武家社会の道理にもとづくことや、できたら公平な裁判をめざしてつくられたことなどを書けばよいわけです。」

授業では「しゃべってることも吸い取ってくださいね」と、
何度もくりかえし叫んでいるわけですが、それはここでも同じです。
ぜひ音声CDのしゃべりも吸い取ってください。

いよいよ、不定期更新になりそうです。
よろしかったら古いエントリーでお楽しみください。
なんと昨年は地獄の講習中も連日更新してました。
今、それを確認して、自分自身でも驚いてしまいました。