先日の「夜業十二時に及ぶこと稀ならず」というエントリーに対して、
リアクションをしてくれた方がいます。
<Sさん>
ぬるい人、と言われてしまっているのは自分のことだ・・・・・・振り返ってみてショックでした。自分は経済関係の話は好きなので、授業内容はよく判りました。一方先生がノートが汚くなるから清書はやめたら、との親切な指摘に甘え、余裕があるのにヨビノートに切り替えてしまいました。二学期に入り、復習時間の短縮が必要とは考えていたのですが・・・とにかくまだまだと判り、再スタートをしようと思います。このごろ先生の視線がこちらに向きがちな気がしていました。煩わせて申し訳ありません。浪人な以上、一年分成長しなくてはと思います。
このごろは何とかして時期のつながりをつかもうと、同じ時期にチェックをつけたり、資料集の単元ごとの年表を活用したり、文化史プリントとの時期すり合わせをやったりしています。ノート上では離れていても、やっていくうちに近い位置にあると気が付けること楽しいです。桂内閣が工場法を出したのは、性格と反対じゃないか?と思っていたのですが、富国強兵の強兵方面で、兵隊になる人間が弱らないようにとの目的だったと資料集にあり、裏ってあるんだな~と思ったりしてます。また、このようなエピソードのないところに抜けが多いと気が付き始めたので、単純暗記もがんばろうと思います。中世が苦手で、復習を掛けていかないとまずいとあせります。(中略)
もうひとつは資料の読み方で、「得ず」を先生は「うず」と読んでいましたが、古典の文法で考えると、「得」はア行下二段活用(試験に出ます。)なので、未然形接続の「ず」とくっつくと「えず」になると思うのですが・・・・・・どうなのでしょう?
頑張ります。以上です。
<石黒>
S君のことを指して言っていたわけではないのですが、
自分でそう感じているならそうかもしれませんね。
また、35番ページについては、
予備ノートに書いた方が良かったと思いますよ。
べつにそんなところで無理する必要はありません。
それよりS君に必要なのは、
もっと短時間で要領よく覚えることだと思います。
年表の話も、工場法の話も、
そこまで調べる必要はないように思います。
時期ならプリントの年表や内閣プリントをたどれば十分ですし、
工場法についても普通に覚えてしまえば問題は解けますから。
そうした知識は、
入試に必要なギリギリのレベルで止めるのがベストです。
そのレベルに達していなければ得点できないのは当然ですが、
一方でそれを超えて勉強しても、受験では何のトクにもなりません。
過去問で9割取れているならいろいろ調べるのも悪くありませんが、
そこまで到達してませんよね?
もっとも、到達していたとしても英国に時間を割くべきです。
ちなみに、「得ず」は史料集のルビがそうなっているため、
「うず」と読んでいます。
今年は、一週間の中で土曜日だけ朝イチから授業があるのですが、
寝坊してはいけないというプレッシャーもあるのか、
この間の土曜日は4時に目が覚め、
しばらく目を閉じていたのですが、
時間がもったいなく感じてそのまま起きてしまいました。
1時に寝ましたから、3時間睡眠というわけです。
僕自身は5時間半くらいがちょうどいいのですが、
こういうこともたまにあります。
そんな状況だったので、土曜日のワセヨビの授業では、
「もしかして、この教室の中で今日一番勉強してるのは俺じゃないか?すでに12時間仕事しちゃってるなあ……」
なんて話をしてしまいました。
生徒相手に張り合うなんて、実に大人げないですが、
どうも他の人とくらべると、
時間に対する感覚が違っているみたいです。
講師とか弁護士などの職業は、時間で報酬をいただくせいか、
こんな感覚になりがちなんだそうです。
当然、電車の中では仕事をするか寝ちゃうかのどちらかですし、
赤信号でもクルマが来なければ……ごにょごにょ……です。
(先日、西船橋の信号を走って渡る僕を見てT君は驚いたそうです)
なんて文章を書こうかと思っていたら、
日曜日に仕事に来たスタッフが、
「私、朝6時からバイトしてますよ。4時起きです。」
と言われてしまいました。
最近はやりの駅ナカのファーストフード店で
バイトしてるんだそうです。
なんと、バイトしてから大学に行くという、
まるで勤労学生のような人でした。
かぎられた時間をどう使うかは、人を大きく変えると思います。