8月末に映像教材『でる日講義−つながる近現代−』の感想メールをいただいていました。
<Kさん>
随分前に『でる日・つな近』を購入させていただいたKです。今回はお礼を申し上げにメールしてみました。忙しいところすみません。
まず、つな近を受講してみて自分が感じた事は、自分の前近代までの勉強は、やはり一問一答的なものに近かったことです。つな近の板書のシリーズ覚えや鷲掴み覚えなど、自然と流れを意識した覚え方があるにもかかわらず、今まで自分の勉強してきた方法はちびちびした虫食い方式的で、流れを意識したとしてもそれは意識したに過ぎず、ある事柄に対応し、いろいろな事がパッとでることはない効率の悪いものでした。今回の受講では近代史の骨組みだけでなく、日本史の勉強方まで学べる有意義なものになりました。特に内閣プリントは、ある内閣に起こった様々な事や、その一つ一つに流れがあることを思い出させるのに非常に有効だと思いました。他にも、石黒先生が講義中強調していた語句は比較的繰り返し登場しましたね。特に戦前・戦後ともに同じ姿勢だった幣原喜重郎は戦後、総理大臣になる前までに講義だけで覚えてしまいました。(余談ですが、こういう数回同じ人物が登場する面で流れが掴みやすい近代史は自分にとって武器になると思います。細かいですけどね)実はZ会の攻める近代史で夏は固めようと当初は考えていたのですが、夏にやるには細かすぎるとの意見があり、もしその参考書をやっていたら、多分途中で投げ出していたと思います。つな近は基礎固め的で、夏でも無理無くできましたし、日本史が他の教科を圧迫することはありませんでした。これからが近代史の踏張りどころですが、安心していけそうです。つな近は7月が終わる前に見終え、復元に向けた復習を続け、(これをダラダラと長くやってしまったことが悔いに残ります)やっと前近代の復習も江戸まで追い付き、(これも遅いです・・・)復元・メール正誤問題、そして9月には近現代の肉付けに入りそうです。実力的にも経験的にも志望大学の早稲田政経には程遠いと自覚してますが(論述ありますしね・・・)、これからも絶え間無い努力を続けていきたいと思います。また何か疑問があれば質問させていただきます。受講生ではないので迷惑かも知れませんが、その時はよろしくお願いします。
<石黒>
ご丁寧にメールをいただき、ありがとうございます。近現代の勉強の肝である「つながり」や「流れ」がつかめたようで、なによりです。確かに「意識」といっても、普通は頭にボンヤリ思い浮かべるだけになってしまいますね。講義の中では、意識的にそうした方法を示していますので、古代~近世の勉強にも応用してもらえればと思います。
早稲田政経志望であれば、これからどんどん細かいことを肉付けしていく必要がありますね。問題集や過去問を解きながら、レベルアップをはかってください。また9月には、でるとこサイトでもその辺りの肉付けに関して、詳しく紹介したコンテンツを立ち上げる予定ですので、その際には参考にしていただければと思います。
<Kさん>
返信ありがとうございます。完璧にというわけではありませんが、日本史の効率的な勉強法のイロハはわかった気がします。色々応用していきたいです。まわりの石黒チルドレン達に負けないよう、がんばっていきたいです。(8月23日のブログのSさん同様、自分も藤沢の自習室で40面ノートを開く人の多さに驚いた一人です笑 とくに他の教科をノートを開きながらやる姿に、地歴にも手を抜かない私文のあるべき姿を見た気がします)やはり私文の日本史は細かさが要求されますし、自分も比較的少なかったと自覚している日本史勉強時間を増やしつつ、(他の教科が軌道に乗り始めたので)肉付けに取り組んでいきたいです。肉付けコンテンツも楽しみにしています。
その後『つな近』に肉付けをする方法を伝授するコンテンツは、試行錯誤をくり返していて、まだできておりません。Kさんに不義理をいたしておりますので、せめて簡単にお話します。基本的にはノート復元をすることと、derutoko.com教材を使って細かい用語を追加していくわけです。その際に『受験生が本当にほしかった問題集 日本近現代史』は、もっとも有用な教材となります。
●追記●
問題集を使ってつな近をパワーアップさせる方法は、
こちらのページで公開しています。
パソコンからアクセスしてごらんください。