享徳の乱と中央大の文化史

入試問題を解いていると、
どうしても見たことのない用語に目をうばわれてしまうものです。
しかし、冷静に考えてみてください。
その問題が解けなくても合格ラインには届くのではありませんか?
「他の正解すべき問題を落とさなければ8割、9割が取れた」
というようなことがよくあります。
正解すべき問題をなぜ間違えたのかを省みることが大切です。

現役生のT君からの質問を紹介します。

<Tさん>
ちょっと赤本やってて、気になることがありました。
駒沢大学の05年の問題で1454年の『享徳の乱』って単語なんですけど、これって授業でおっしゃってませんでしたよね?覚える必要はありますか?
用語集を見ても、一応、赤字でランク(7)になってるので、気になりました。

<石黒>
享徳の乱はめったに出ません。
早慶クラスや△△大を考えているなら、
「足利成氏が関東管領上杉憲忠を暗殺した事件」
として覚えておいてください。
それより、その大問は享徳の乱以外は全問正解できたでしょうか?
それで9割正解できていれば合格には十分な点数だと思います。
用語集数字は無視してください。

<Tさん>
わかりました!ありがとうございます。
政治史だけならだいたい8割5分ぐらいでした。全部選択だからかもしれませんが…(^_^;)文化史が多少あったので、1割ぐらい下がりました。
以前、先生に中央大が第一志望って先生に言ったのを覚えていますか?そこで、史料と文化史をちゃんとやっておけと自分に忠告してくれたので、やってるのですが、具体的に先生のくださったプリントだけで、中央の問題の文化史をカバー出来るのでしょうか?C、Dランクの用語も必要なら先生の教材を使った方が中央の問題などに、もっと対応することができますか?質問ばっかりですみません。

<石黒>
まず、過去問は大問ごとにやるべきですよ?
まだ授業が終わっていないところをやっても意味はありませんから。
それから文化史ですが、
ABランク用語だけで合格できるのは、
かなり低レベルの私立大学です。
『読むだけ日本史』
Cランク用語まで赤字にしていることと比較すると、
文化史をABランクしかやらないなんて‘ありえない話’です。
赤字レベルすら網羅できていないのですから。
中央大なら言うまでもなくDランク用語にまで手を出すべきです。
河合塾の通年授業で文化史を扱わないのは、
授業時間数があまりにも少ないため、ただそれだけです。
早稲田予備校では、
このABランクを授業内でしゃべって説明するのはもちろん、
オプションの週70分の講座でも追加説明をするうえに、
さらに夏期・冬期講習でテーマ別に文化史を掘り下げているんです。
河合塾生の場合は何かしらの方法でフォローをしてください。
もちろん『でる日講義−とことん文化史−』がベストです。

通年授業では、享徳の乱の名前は挙げていませんが、
鎌倉公方の足利成氏が関東管領を殺し……と説明しています。
あの事件が享徳の乱だったわけです。
△△大学はこの事件が好きなので、
ワセヨビのオプション講座
「でるとこ日本史プラス」では扱っています。
河合塾でも夏期講習の早慶大日本史などでは登場することがあります。
derutoko.com教材では、来年1月に期間限定で発売する
『MARCH学習院あるあるチェック』に登場する予定です。