ワセヨビの単科講座「でるとこ日本史プラス」

早稲田予備校の東京校(高田馬場)・西船橋校・稲毛海岸校の日本史は、
すべての講座の内容・テキスト、さらには設置時期などまで、
ほとんど僕一人にまかされています。
校内模試の問題・解説もすべて僕が作っているため、
講座内容の重複によるムダがないのはもちろん、
学習段階のステップアップを
細かくプログラムすることができています。
もちろん一人で担当するのは結構大変ですが、
意思疎通ができない組織で作るよりいいんじゃないかと思っています。

というわけで、そのワセヨビでは毎週2コマの通年授業の他に、
「でるとこ日本史プラス」という単科講座が設置されています。
週1コマですが、史料・文化史・論述の講義と、
40面ノートへのDランク用語の追加を行っているんです。
今日は、その「プラス」についての質問メールを紹介します。

<ワセヨビ生さん>
お忙しい中失礼します。いつもお世話になってます。
昨日、でるとこ日本史プラスを体験授業で受けさせて頂きました。
授業後、おいしい情報たくさんのプラスの方も絶対とりたい…!と思ったのですが、即受講申請をできない理由が…
みっともないですがお金です。
現在既に6単位取ることを決めていて、親も少しつらい様子。
英語が得意で日本史を使う志望校は慶応.早稲田です。先生がいつもおっしゃっている青山や立命館は受ける予定はありませんが、早慶だったら親を説得して取るべきでしょうか。
それから先生がいつもブログで紹介されている80%とれちゃったりする偉人さん達もやはりプラスはとっってらしたんでしょうか。
是非教えてください。お願いします。

<石黒>
早慶を目指すのであれば、
でるとこプラスは極力受講してほしいところです。
過去に超難関大に合格していったワセヨビの卒業生も、
もちろん大半は受講していました。
前回の授業で青学や立命館の名前が多かったのは、
あの範囲だったからです。
別のページでは、当然早稲田の名前がたくさん出てきます。
また、普段の授業でも立教や学習院などの名前を挙げますが、
あれは「早慶でなくてもここまで出てしまうんですよ」
という意味合いが強いです。
早慶大志望であれば、
それらも含めてどんな用語でも拾ってもらいたいところです。
早慶レベルとMARCH学習院レベルの間には大きな溝があって、
それを越えて早慶で高得点を取ろうとしている人が、
「私は立教や学習院なんて受けないから関係ないわ」
というわけにはいきません。
志を高くして取り組んでいってもらいたいところです。
もっとも、でるとこプラスの授業については、
ご家庭の事情があるのなら、しかたがないかもしれませんね。
ワセヨビ生さんは「英語が得意」とのことなので、
救いはあるかもしれません。
受講されない場合は、通常授業はもちろん、
講習の授業などで貪欲に吸収していってください。
なかでも史料・文化史対策は、
くれぐれも気を引き締めてやってくださいね。

その後のメールで、
「てっきり青山.立命館あたりだけが難しいのかと勘違いしてました…まったく、甘かったです。」
とあって、生徒に入試のレベルを伝えるのは、
実に難しいことだなあと今さらながら思いました。
よくいるんですよ。
学校の定期試験と入試の違いがわかっていない現役生って。
出題範囲の大きさを比較するだけでも、大変さがわかろうものですが、
想像力というか、推測する力が少ないのでしょうか……。

ちなみに上記の方は、僕がお答えしたものを親御さんに見せたところ、
「お金なんか気にしないで好きなだけとりなさい!!」
と、逆に怒られてしまったそうで、
なんと金銭的な問題は取り越し苦労ですんだようです。
親御さんに感謝しながら、ぜひ授業内容を習得してほしいものです。
これで英語が強ければ、もう鬼に金棒状態で入試にのぞめますね。

ワセヨビ生さんには、
校内模試で好成績をはじき出すことを期待します。

●管理人より●
でるとこサイトでは夏期講習の案内ページをアップしました。各講座の説明がありますのでごらんください。