だいぶ前に大阪のN君からこんなメールをいただいていました。
<Nさん>
読むだけ日本史と他に市販の問題集もやる必要があるって書いてあったんですけどどんな問題集使ったらいいですか??いっぱいありすぎてどれを使ったらいいかわかりません。オススメとかありましたら教えてください。お願いします
<石黒>
問題集は、基本的に解説が十分ついているものを選ぶべきです。さらには、入試問題を使っているものがベターです。近現代以前の問題集については、ベストな問題集が見つかっていないため、今年の4月か5月頃に、derutoko.comで出版する予定です。ブログなどで今後告知していきますので、よかったら見てみてください。近現代は、自著『受験生が本当にほしかった問題集』(文英堂)がお勧めです。近現代の範囲で覚えるべき用語を、頻度別にランク分けしながらすべて網羅しているのが特徴です。
<Nさん>
いろいろとありがとうごさいます。ちょっと目についたんですがZ会の実力をつける100題ってのはどうでしょうか?僕的には解説や大学の要点を突いてた気がしたんですが?でるとこ教材はDVDですか?
<石黒>
100題はZ会が作成した問題です。入試問題でないところが最大の弱点です。また、最近は改訂されたのかもしれませんが、入試問題の出題率とは外れた解説が目に付きます。
「でるとこ教材」というのは、お勧めした出版予定の問題集のことでしょうか?この問題集は、DVD教材ではありません。問題・解説共に、冊子の形態です。『でるとこ日本史講義』の「とことん文化史」や「つながる近現代」は映像教材(CD-ROM)となっております。
<Nさん>
Z会が作ったやつだったんですか。それでは石黒先生の問題集が出るのを楽しみに待ちなながら読むだけ日本史(1)を読みまくっときます。いろいろありがとうございました。またよろしくお願いします。
今週は各予備校の授業がスタートしたので、何人からか問題集についての質問を受けています。ところが、僕がお勧めしていた問題集は、どうもことごとく書店から消えているようです。南浦和のS君・K君・O君が、「本屋で問い合わせたらないって言われました」と教えてくれました。どうしてまっとうに作ってるものが消えていくんでしょうねえ。いわゆるオトナの世界のチカラ関係がかいま見えます。
というわけで、やっぱり自分でつくるのが一番です。本日19日に入稿しますので、早ければ27日に発売できそうです。詳細は、またあした!