2月14日の明治大・立教大入試、ちょっとだけ解答速報

明治大学法学部から1題紹介します。

<Oさん>
お忙しいところすみません。
今日明治法学の試験で分国法の史料で「百姓許容のかた」とはどのような意味か、という問題があったのですが、どのような意味でしょうか? これって塵介集ですか? 自分の使っている史料参考書には載っていません↓
パリ不戦条約の批准にさいして「日本国ニ限リ適用ナキモノト了解スル」と宣言したのは帝国憲法上のどのような原則に違反するおそれかまあると考えたのか、という問題で天皇大権と書いたんですがあってるでしょうか?

<石黒>
塵芥集ですね。
確かに史料問題としての出題率は低いですが、
山川出版の史料集にも第一学習社の史料集にも載っていますよ。
××大学を受験するなら絶対見ておくべき史料です。
正解は「その百姓を許して受け入れているところ」ですね。
天皇大権は正解です。

つづいて、立教大社会学部から2題紹介します。

<Kさん>
翌年3月、清朝最後の皇帝が< か >に就任し、満、漢、蒙、朝、日の五族協和を理想として掲げ、満州国の建国が宣言された。で、< か >に執政と入れたんですが試験後、周りを見渡すと溥儀にしてる人が2人いました。確かに法学部2003に溥儀は出てますが今回は執政でいいでしょうか?
それから昨日の立教で耳塚と書かされたんですが耳鼻塚と書いてしまいました、これはバツですよね。
ブログにあった藤ノ木古墳はできました!
お忙しい中、失礼しますm(__)m

<石黒>
やはり、執政でしょうね。
耳塚は、鼻塚でも正解だと思いますが、耳鼻塚とは言いません。

<Nさん>
立教の社会でこんな問題がでたのですが。
古い時代順にならべ、最も古い物を(1)に最も新しい物を(2)にマークせよ。
A、イラクがイランと長期間の全面戦争をおこなった。
B、イラクがクウェートに侵攻したが、多国籍軍によって制圧された。
C、フランスのランブイエに先進6か国が集まり、世界経済について議論した。
D、第4次中東戦争に際してOAPECが石油戦略を発動し、原油公示価格が大幅に引き上げられた。

D-C-A-Bにしてしまいました。A、Bがいつの時代かわかりませんでした。

<石黒>
Aは1980年のイラン・イラク戦争
Bは1991年の湾岸戦争
Cは1975年の初のサミット
Dは1973年の第1次石油危機
ですね。このうちAが難しいですが、BCDは確定させてください。