日中総合貿易に関する覚書

2月と言えども相変わらずハードな日々が続いています。
最近もスタッフ同士で「新しい企画を持ち寄ってみよう!」
なんてことやったら、ほんとにいくつもアイデアが出てきてしまい、
そのうちの一つは、早くも出版が内定して大変なことになってます。
中身はまだまだ明かせませんが、今回はかなり大型企画で、
実現させるとなると、一苦労じゃすまない感じです。
そんなわけで昨日も相変わらず3時間睡眠でした。
ほんとにもう一人自分がいてほしいと思う今日この頃です。

さて、『きたえる論述−早稲田政経−』の添削は大詰めを迎えています。
その通信添削を受けているHさんから、こんなメールが来ました。

<Hさん>
質問があります。
さきほど、早稲田政経論述に「日中綜合貿易覚書」って書いたんですが、私が習っていた授業のノートを見たら、最重要!!みたいな感じで授業のマークつけてたんです。私は石黒先生の授業ではないのでこんなこと質問していいのかわかんないんですが、実はこの用語って別に入試重要語句ではないんですか?
確かに用語集には載ってませんでした。
よければお返事いただきたいです。
授業とってないのにすみません…

<石黒>
それは驚きです。
その単語は岩波の日本史辞典には、
「日中総合貿易に関する覚書」と書かれていますが、
入試で問われたのを見たことはありません。
残念ながら覚える必要のない用語です。
ちなみに『きた論』を受講されているのですから、
「授業とってない」などと遠慮せずに質問してください。

難しい用語を覚えるのはいけないことではないのですが、
その前に基本をおさえておかなければ本末転倒になってしまいます。
ところが、この「基本」が意外とわからないようです。
思わぬ用語が‘基本用語’なんですよ。
高校2年生でこのブログを読んでいる人がいたら、
できるだけ早くその事実に気づいてくださいね。