2月6日立教大入試、ちょっとだけ解答速報

立教大の今年の全学部日程入試はひねった問題が出ていたようです。
さすがに昨年の易しさじゃあ点差がつかなかったんでしょうね。
そしてまたたくさん受験してもらうことに成功したようです。
うまく商売しました。
明治大や法政大が真似するはずです。
さて、その立教大の質問メールをいくつか紹介します。

<Nさん>
(前略)『MARCHあるある』にもあった養和の大飢饉はこのようにでてました。
問 鎌倉時代後期のものでないのはどれか、
1、阿て河莊民の訴状
2、霜月騒動
3、平禅門の乱
4、養和の大飢饉
あと、明治民法の戸主権に入らないものはどれでしょうか?
1、結婚同意権
2、居住指定権
3、均分相続権
4、親権
となっていましたが。

<石黒>
養和の大飢饉はよかったですね。
出題の仕方も時期を聞いているところがなかなか良いですね。
ダミーにわりとマイナーな平禅門の乱もあることですし。
戸主権の内容もおもしろい問題でした。
答えは3(均分相続権)です。
明治時代は均分相続などしていないことを考えて解く問題です。

<Oさん>
立教の問題についてなんですが、版籍奉還の建白書を提出した4藩に含まれるものはどれか、という問題なんですが、薩長土肥がまず奉還したのでそのどれかが選択肢にあると思って見たんですが、選択肢には会津、桑名、佐賀、徳島の4つだったんですがどれでしょうか?
それと高度経済成長期の文化に関して、1960年代を通して「映画産業は発展し、観客動員数が増加した」と「1960年代後半にグループサウンズがブームとなった」の二つどちらかが調べてもよくわからないんですがどちらでしょうか?

<石黒>
答えはもちろん佐賀です。佐賀=肥前ですよ。
同様に鹿児島=薩摩、萩=長州、高知=土佐です。
福井=越前なども注意です。
グループサウンズは難しかったですね。
これは1960年代後半で正しいです。
立教は最新の文化を出題する大学です。
映画の観客動員数が増加したと言われるのは大正期ですが、
これも特定するのは難しいですね。

<Kさん>
(前略) 今日の立教大学の全学部日程の問題で
「震災割引手形損失補償令で、日銀が行った特別融資の金額にもっとも近いものはどれか。
a.3億3000万円  b.3億8000万円 c.4億3000万円 d.4億8000万円 」
という問題が出ました。私は分からなかったのでなんとなくbにしてしまいました(><)これは答えはどれなのでしょうか??これは解けなきゃいけない問題ですか??
お忙しい中申し訳ありませんが、教えていただけると嬉しいです。

<石黒>
日銀特別融資の金額はc.4億3000万円です。
できなきゃいけないわけではありませんが、
普段の授業のノートにはあります。
ちなみにどこの大学でも全学部日程というのは、
もっとも受かりにくいわけですから、
高得点を取らないといけないでしょうね。
だから大学がトクする金額部日程だと言いたいのです。

最近、入試問題の質問があいついでいますが、
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