幡随院長兵衛や水野十郎左衛門って覚えるべき?

河合塾の早慶大オープンの日本史の問題は、
他社の早慶大向けの模試にくらべてひねった作問が多く、
考えないと正解を出せない問題が目立ちます。
それゆえ時間内に解くのが大変で、
早慶大をめざす受験生には、厳しさを知るいい機会となっています。
今日はその早慶大オープンを受験した方からの質問を紹介します。

<Tさん>
日曜日に河合の早慶大オープンを受けたのですが、時間がたりなくて全然駄目でした。 今その復習をしているのですが、解説に書いてある『幡随院長兵衛』『水野十郎左衛門』『火付盗賊改である長谷川平蔵』などは早慶大受験者なら覚えるべき、と書いてあるのですがどうなのでしょうか?

<石黒>
早慶上智クラスの入試では時間が足りなくなることがよくあります。
だからこそ、T君が受験した「でるとこ模試」も、
制限時間を短めに設定したつもりでした。
これからは問題演習の時にも短時間で解くよう心がけるべきでしょう。
それはともかく、「幡随院長兵衛」などは覚えなくてもかまいません。
めったに出題されないので。
慶應では長谷川平蔵の役職名として「火付盗賊改」が、
選択問題で出題されたことがありますが、
それだって正解できなくても合格できます。
そんなE・Fランクの用語をGETする前に、
Dランク用語をやりましょう。
ノートのすみずみまで覚えるのはもちろん、
講習で出てきた細かい用語をがんばって拾ってください。

その後のT君の話によると、
「ノート復元の2周目が終わりそうです」とのことでした。
T君は「でるとこ模試」の点数もなかなか良かったので、
このまま順調にレベルアップしていってほしいものです。