夏期講習から受講しているKさんという高3生がいます。
「いつも授業を積極的な姿勢で聴いてるなあ」
と感心しているんですが、
そんな彼女から、こんなメールが届いていました。
<Kさん>
夜分遅くにすいません。今、内閣プリントを見ながら流れを確認していたんですけど、必ずしも、『この人はいい人』って言えないんですね!いや、この前先生が33番ページ辺りで『誰の味方かって??どっちの味方でもないよ』と言っていた意味がすごいよくわかります!!(遅いですかね^_^;)中立の立場で物事を掴むって大切なんですね。
ブログにも書いてあった通り、私は『板書に夢中で話が頭に入らないタイプ』なんです。だからまだまだ録音テープが手離せません…。これがやっぱり点数が上がらない理由だなぁとつくづく痛感します。
でも、最後のアチーブ(編注:ワセヨビの校内模試)ぐらい、そろそろデビューしてやりたい!!!!!!!!とめらめらしてます。先生が話していた、電車の中だけ勉強方で高得点を取った人がいると聞いて、自分はまだまだ要領悪いんだなぁと反省しました。いつも水曜の授業の日になると反省する事が多く、毎回気合いを入れてもらっている感じかしますが、何があっても、メラメラ魂は忘れず頑張ります!!!!!!!!!
長くなってすいません。先生も、予定ぎっしりで大変だと思いますが、頑張って下さい★
<石黒>
この間教室でKさんの内閣プリントをチラ見したら、
いろいろ書き込みがありましたね。
授業で理解しノートを覚える一方で、
内閣プリントで全体の流れを確認することは大変良いことです。
そして、そうするうちに、
各首相を単純にイイ人かワルイ人かになんて、
分類できないってことに気づきますよね。
それに気づくってことは歴史を長いスパンで見てるってことです。
Kさんは「中立」って表現したけど、それは言いかえると、
「歴史の事象を高い視点から見る」ってことです。
「長い歴史を見渡す」とも言えますね。
そしてそれっておもしろくありませんか?
いや本音を言えば、そういうことをしなかったら、
歴史なんて学ぶ意味はないと思うんです。
できごとの裏側を知らずに、
表に見えていることだけで何かを判断するのは、
非常に浅はかでつまらないことです。
これから起こる未来のできごとに対して、
うわべだけに騙されたり、
目先のことに振り回されたりしないためには、
過去から学ぶのが一番です。
たとえ受験のための日本史であっても、
おもしろさを感じる瞬間は確実にあると思っています。