英語ができるってうらやましい

昨日のエントリーで、
「英語・国語で弱い日本史をカバーできる能力があれば……」
と書きましたが、本当にそれができちゃった人がいます。

去年の河合塾の現役生で、
早稲田一文に合格したF君からのメールを紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕は去年、6月に日本史の偏差値が20を切ってました。しかし夏休みに、鬼のノート復元二夜連続オール50時間を敢行して、次の模試で偏差値は66まで上昇…した結果、調子に乗ってしまい「2日でこれくらいいけるなら直前に頑張れば日本史はなんとかなるだろ!」と、いわゆる天狗になってしまったのです。
そしてそのまま日本史はなんとなく授業を受けるだけの日々を過ごし、気付けば冬期講習・直前講習。早稲田の問題が全くわからないことがわかりました。
しかし時間はもうなく、その状態を改善することなく本番へ…寒さに手がガタガタ震えて画数の多い記述問題が何回書いてもうまく書けずに捨てたというアクシデントも手伝って、なんと自己採点は4割!!
湘南の海に抱かれて死にたくなりました…まぁ、英国がよくてなんとか合格したんですけどね。なんか英国って書くとイギリスかよっ!ってツッコミたくなりますね。
はい、すいません。脱線しました。
で、何がいいたいかって言うと、一回模試が良かっただけじゃ何の意味もないから、「目先の結果より、2月まで定着させることだけを考えるべきでした!」ってことなんですよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

F君のメールにはいろんな意味がありますね。

(1)英国で高得点を稼げれば、日本史が4割でも一文には受かる。
(2)50時間がんばると偏差値66が出せる。

ということがわかる一方で、

(1)英語と国語は一体何点取ったんだろう?
(2)偏差値66に上昇したと言っても、模試での成績にすぎない。

とも思うわけです。
最後にF君も書いているように、
入試の行われる2月にちゃんと頭に残っているように、
記憶を定着させなければならないし、
模試の問題が解けたといっても、
早稲田の問題には歯が立たない場合もあるんです。

同じ第一文学部に合格した宮田さんの正解率は、
英語59.2% 国語78.0% 日本史83.7% です。
これがどれくらい余裕をもっての合格かはわかりませんが、
一つの参考にはなるはずです。

【追記】
その後、F君から英国の点数を教えてもらいました。

英語は自己採点では1ミス。
国語は現文の漢字の書き取りを間違えたくらいです。

目が点とはこのことです。

【さらに追記 −石黒とスタッフの会話−】
石 こんなにできるなら、大隈記念取れそうだったのにねえ。
ス 全部揃うのは難しいんじゃないですか?
石 そうだけど、だって、50時間とかできちゃう人なんだよ?もったいないなあって。
ス うーん、、でもそういう人って、自分でこれだと思ったことにしか、力をそそがないのでは?受験は「これくらいでなんとかなるか~」で済ませちゃったんですよ。
石 そうだろうねえ。頭のイイ人ってことだな。
ス そうそう、だから凡人が直視しちゃいけないんですよ↓
石 まったくだ。過去の栄光や空想のジブンにすがっている人は夢見ちゃいそうだよ。