貨幣改鋳と異学の禁

今年は、去年よりも多くの方に、
『でる日講義−とことん文化史−』を受講していただいているのですが、
その一人であるA君から質問メールが届きました。

<Aさん>
今週ようやく予備校での一学期が終わり、いよいよ夏季講習!!!
で、遅れている文化史の勉強に追われています(笑)
そこで質問があります。

1 寛政異学の禁をレギュラーの授業で勉強したとき、レギュラーの先生からは異学=古学、折衷学、そして考証学を覚えろと言われました。当然もう覚えてはいるのですが、石黒先生の「でる日講義」では折衷学派までだったのですが、考証学派については文化史において触れなくても良いのでしょうか??

2 河合塾のテキストには江戸時代に鋳造された小判が10種類記載されているのですが、全部覚えるべきなのでしょうか??

<石黒>

考証学派はめったに出題されない用語です。
折衷学派ならまだ人名が問われることがありますが、
考証学派は人も問われないし、その特徴もまず問われません。
もし覚えるとしても、学派名くらいでしょう。


文政小判・天保小判・安政小判は覚える必要はありません。
残りは全部覚えます。年代はほとんど必要ありませんが。