ありがたいことに、また卒業生からのアドバイスが届きました。
といっても、今回は、通常授業は受けておらず、夏期・冬期の講習と、
『でる日講義』や『どこでも史料問題』などの教材だけの受講生です。
彼も実は11月に入院することになり、
逆境に立たされながらも、なんとか上智合格を果たした人です。
当時は、実に、ハラハラしていたものでした。
そんなT君からのアドバイスです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浪人してもなお自分のスタンスを変えない部類の人で合格できる人は、いわゆる、現役の時にあまり勉強せず、浪人になってから勉強を本格的に始めて真の実力を発揮するタイプだけだと思います。
ちなみに自分の場合は、現役の時の日本史の偏差値は大概42、センターでは奇跡の38点という状態から浪人してどーにかという段階に至りました。
ハッキリ言って、4月は現役時の自分のいけなかった所を真剣に見直してました。その結果、浪人中に目に見えるような愚行は極力謹みました。つか、そうしない人はマジばかです。ちなみにそーゆー友人はフツーに一浪して偏差値50前後の大学に入学しました。
で、結局何が言いたいかというと、先生の授業を受けようがやらない人は合格できない!!ってコトです。これは先生の授業どうこうの前に本人のモチベーションが大切なのです。いかに自分を客観的に分析できるかとか。
そして、そこまで考慮に入れた上で先生の授業をとるかとらないかを考えるべきです。
今、自分は中学生の家庭教師をやっていますが、良く授業に出ていれば頭が良くなると勘違いしているガキみたいな生徒がいます。まぁ、このブログを読んでる人はナイと思いますが。
先生は、授業に出てるだけじゃ頭は良くならないなんて職柄上、あまり声を大にしては言えないだけで、こーゆーコトも思っていると思います。授業をまじめに取り組むという当たり前の前提が欠けてる人はイタイ人です。また浪人するか、自分の納得いかない大学に行くのがオチでしょう。
ちなみに自分は石黒先生のレギュラーには出ておらず、8割方自力で政治史はやりました。そんな自分が言えるのは、「とれる状況にあるなら授業に出ろ」ってコトです。まずは自分を見直す方が大事な方もいると思いますが。日本史は覚えようと思ったら際限無い科目です。またヤマを張るのも賭みたいなモノです。
そーゆう風に考えが及ぶようになった時、自分の力(現役生なら今までの勉強勘を、浪人生ならたったの1年間の日本史勘)を信じるか、日夜、受験日本史のデータ分析に当たっている人(フツーの受験生よりも先生は受験勉強をしていらっしゃると思いますが)を信じるかは、まぁ皆さんの自由です。
ハッキリ言って、かなりエライコトを言ってますがこの世界、受かった人が全てです。
皆さんが来年、自分の立場及び、もっと上の立場でいられるコトを心から祈っています。
言い忘れましたが、私はこの一週間で約5時間くらいしか寝ていない程の浮かれ人です。元から、こんなダメ人間です。しかし2年間(現役+浪人)だけ我慢しました。自分ができて、皆さんに出来ないコトはないと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たしかに、
現役の時にあまり勉強せず、浪人になってから勉強を本格的に始めて、真の実力を発揮するタイプ
っていう人はいますね。
たいてい都道府県でトップクラスの進学校に通う生徒です。
部活や文化祭・体育祭などに全力をそそいで、
勉強そっちのけで高校生活を満喫していたタイプです。
で、その中でもすごい要領のいい生徒は、
短期間の受験勉強だけで、早慶クラスに受かってしまうんです。
最近知ったのは、神奈川県の湘南高校がいい例ですね。
9月の体育祭に全精力を注いで、
夏休みもその準備に相当入れ込んじゃうみたいです。
そして、体育祭が終わった直後に、
一気にシフトチェンジして猛烈に受験勉強するらしいです。
そのアタマの良さは、凡人の僕には想像しがたいものがあります。
単に学力が高いということではないんですよ。
そんな、ごくひと握りの「特別な人」でないかぎり、
常にいいやり方を模索することを心がける必要があります。
僕たちはついつい、考えることを怠って、
ただ単に同じことをくり返してしまうものです。
その方がラクだから、ね。