センター試験ですが、ワセヨビにすごい人がいました。O君が97点だったそうです。間違えた1問も輸出と輸入を読み違えてしまったんだそうで、100点もあり得たようです。惜しかったですねえ。
ところで、最近、高校2年生の方から質問されることがあります。受験に対する意識が高いのでしょうか。すごいですね。早い人は今くらいの時期に予備校選びをしてるみたいですね。でるとこサイトにも、本日、高校2年生向けの無料体験講座のお知らせをアップしましたので、のぞいてみてください。
では、質問メールを1通紹介します。
<Yさん>
初めまして。私は今高2で来年度から先生の授業を受けさせて頂きたいと思っています。もしよろしければ、高3までの期間でやるべきこと、授業を受ける時の注意など教えて頂きければうれしいです。お返事お待ちしています。
<石黒>
まず、高校での日本史の履修状況と、志望大学をお聞かせください。授業を受ける時の注意については、でるとこサイトの「これで合格」のところにいろいろ書いてあるので、読んでみてください。また「遺言」にも大勢の偉人たちからのアドバイスが出ています。ぜひ読んでみてください。
<Yさん>
学校の授業は近現代~今年やっていて山川の教科書にそった授業です。今、近現代より前は全く手をつけていない状態です。なので模試も(1)度も受けていません。アドバイスお願いします。遅くなりましたが、とても丁寧な返信ありがとうございました。先生のホームページを熟読したい、と思います。
<石黒>
学校が近現代からということなら、準備することはただ一つです。旧石器時代から、要するに日本史のアタマから、教科書か参考書を読んでください。通常授業が始まるまでに、「歴史用語に慣れておく」というのが最大の目的です。手前味噌ですが、『読むだけ日本史』の(1)(古代~近世)をお勧めします。理由は2つあります。
1 教科書や他の多くの参考書と違って、入試の出題率にそって赤字がほどこされている。
2 非常にコンパクトで持ち歩きやすい。
説明が簡単すぎてわかりにくいところがあっても、教科書と用語集を見る程度にしておいてください。なぜなら、入試に必要のない知識や、入試の出題とはずれた視点の知識は、つけてほしくないからです。歴史が趣味だというなら止めませんが、歴史愛好家で入試問題が解けない人は結構多いのです。今やるべきことは、あくまでも「歴史用語に慣れる」です。そのため歴史用語を見るだけでなく、書くだけでもなく、音声としても頭に残したいので、本当は『読むだけ日本史』中の赤字単語は、声に出してほしいところです。